Collab Asia、750万ドル調達
2019-12-12 10:25:42

Collab Asia、750万ドルの資金調達でアジア進出を加速。新たなデジタルクリエイター時代へ

Collab Asiaが750万ドルを調達し、アジア市場での事業拡大を図る



シンガポールで発表があった通り、デジタルメディア企業であるCollab Asia(控株日本法人:Collab Japan株式会社)は、シリーズBの投資ラウンドで750万米ドルを調達しました。この投資は、韓国のGorilla Private Equityが主導し、多くの著名な出資者が参加しています。出資者には、韓流ドラマ俳優のペ・ヨンジュンをはじめ、日本のベンチャーキャピタルのPKSHA SPARX Algorithm Fund L.P.、韓国のSamsung Ventures、NCORE Ventures、米国のAltos Venturesなどが名を連ねています。

このシリーズBは、2017年に行われたシリーズA資金調達の後、さらなる成長を目指す重要なステップです。Collab Asiaは、アジア地域において700以上のYouTubeチャンネルを運営し、登録者数は驚異の1億5,500万人を超え、月間動画再生回数はなんと25億回に達します。コンテンツのジャンルは多岐にわたり、ゲーム、美容、音楽、アニメーション、コメディなど、視聴者のニーズに応える魅力的なバイラルコンテンツを提供しています。

さらに、Collab Asiaはソウル、東京、ジャカルタ、香港、マニラに加えて、最近ではシンガポールにも事務所を開設。これにより、アジア太平洋地域でのマーケティングイニシアティブを強化し、広告主に向けたサービスを拡充しています。特に、シンガポールオフィスは東南アジア地域の拠点として機能し、重点的にビジネスを展開していく計画です。

現在、同社は150人以上のグローバルチームを結成しており、今後さらに人員を増やす方針です。調達した資金は、アジア市場向けのローカライズされたコンテンツの制作に活用され、コンテンツ企業に対して、複数のデジタルプラットフォームにおける配信やマネタイズを支援していく予定です。また、日本のインフルエンサーとの連携を強化し、国内外でのブランド構築も進めていきます。

PKSHA SPARX Algorithm Fundの海老原秀幸氏は、「日本の優れた才能や企業が海外展開を図る中で、Collab Asiaの成長戦略が非常に注目される」とコメント。また、Altos VenturesのHan Kim氏は、「インフルエンサーやユーザーが生み出すコンテンツの信頼性が消費者に求められ、Collab Asiaの役割が重要になる」と述べています。

2017年にCollab Inc.の子会社として設立されたCollab Asiaは、アジア市場での知識と経験を生かしながら、デジタルコンテンツクリエイター、観客、ブランド企業と密接に繋がるグローバルネットワークを構築しています。特に中国の動画プラットフォームとの協力を進め、中国市場への進出を目指しています。

Collab AsiaのCOO兼共同創設者であるAllen Lee氏は、この投資が同社のビジネスモデルの有効性を証明しているとし、各地域での拡大を続け、すべてのセクターでリーダーシップを強化することに意欲を見せています。

詳細情報は公式サイトwww.collabasia.coにて確認できます。

会社情報

会社名
Collab Asia,Inc.
住所
Los Angeles CA
電話番号

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