17LIVEの成長戦略
2024-08-13 18:50:36

17LIVE、2024年上半期の好調な成長と新戦略を発表

17LIVE、2024年上半期の好調な成長と新戦略を発表



ライブ配信プラットフォーム「17LIVE」を運営する17LIVE Group Limited(以下、17LIVE)は、2024年上半期の決算を公開し、前年同期から大きな改善を遂げたことを報告しました。2024年1月から6月までの期間に、同社は190万米ドルの純利益を計上、さらに総売上の利益率は41.2%を記録するなど、堅調な経営状態を維持したことが分かりました。

この業績改善は、17LIVEの「17LIVE FORWARD STRATEGY」に基づく事業成長の推進やコスト最適化の取り組みが影響していると関係者は述べています。この戦略はプラットフォームの強化や収益源の多様化を目指し、将来のさらなる成長を期待させる内容となっています。特に第2四半期においては、営業利益が350万米ドルに達したことが著しい進展を示しています。

財務状況の強化と新たなビジネスモデル



2024年上半期の決算では、総営業収益が1億110万米ドルに達し、前年の営業費用を19.3%削減することに成功。そして8,560万米ドルの現金および現金同等物を保有していることで、当社の強固な財務基盤により、買収を含むさらなる成長の余力を確保しています。

「チーム全体の努力と新たな戦略が実を結び、好調な収益性を実現しました。特に第2四半期では、収益成長を促進する取り組みが大きく進展しました」と、17LIVEの非常勤取締役会長であるジョセフ・フア氏はコメントしています。

また、同社はVライバー事業にも注力しており、このセグメントは前年の150万米ドルから480万米ドルへと急成長しました。これにより、Vライバー市場が同社にとって重要な収益源になる可能性が期待されています。

経営体制の変更と成長を続ける戦略



2024年8月13日付で、ジュアン・ホンフイ氏が新たに取締役兼CEOに就任し、ジョセフ・フア氏が非常勤取締役会長に再任されました。ジュアン氏は過去に多くのベンチャーキャピタル投資に携わり、今後の同社の成長を牽引するリーダーとして期待されています。

さらに、17LIVEはシンガポールのエンターテインメント企業mm2 Asia Limitedや台湾のベンチャーキャピタルAppWorks Ventures Co.とMOUを締結し、東南アジアにおける事業機会を拡大しています。

17LIVE FORWARD STRATEGYによる未来の成長



同社の新戦略である「17LIVE FORWARD STRATEGY」は、3つの柱を中心として構築されています。これには、プラットフォームの強化、高度な技術利用、新たなビジネスパートナーシップの形成が含まれています。この戦略を通じて、新しい収益モデルを構築し、視聴者に向けたより良い体験を提供することが目指されています。

特に、Vライバー事業は成長の原動力として位置付けられ、アニメ市場と合わせて大きなビジネス機会が見込まれる状況です。2023年には312.3億米ドルの価値があり、日本がその約40%を占めていることから、同社は有望な市場にさらなる投資を行う計画です。

株主価値の向上と展望



17LIVEは株主価値を高めるため、さまざまな資本市場戦略を模索しています。これにより、株主に対してのリターンを確保するだけでなく、持続可能な成長を目指していく方針です。アナリストは、2024年から2030年にかけてのライブ配信市場が23.0%のCAGRで成長すると予測しており、新たな技術による影響も期待されています。

このように、17LIVEはライブ配信のリーダーとしての地位を確立し、今後さらなる成長を遂げることでしょう。


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会社情報

会社名
17LIVE株式会社
住所
東京都渋谷区円山町3-6E・スペースタワー12F
電話番号

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