デジタル地図帳 for School
2024-05-08 09:00:02
教育用デジタル地図『デジタル地図帳 for School』が登場!無料で利用可能
教育用デジタル地図『デジタル地図帳 for School』が使える!
近年、教育現場でデジタルツールの活用が進む中、地図のデジタル化も光を浴びています。特に、地理や環境を学ぶ上で地図は欠かせないアイテムですが、実際の地図帳と同じ感覚で使えるデジタル地図のニーズが高まっています。そこで登場したのが『デジタル地図帳 for School』です。このサービスは、教育や学習を目的とした地図を無料で提供するもので、2024年5月8日から誰でも利用可能です。この新しいデジタル地図の特徴と、今後の展望について詳しくご紹介します。
『デジタル地図帳 for School』とは?
『デジタル地図帳 for School』は、地理院地図のビューアを利用し、オープンデータの地図タイルを簡単に読み込むことができる教育用ツールです。この地図は、ズームレベルに応じて情報が最適化されており、低いズームレベルでも違和感なく表示されることが特長です。これまでのデジタル地図は主に店舗やルート探し向けに特化していましたが、本サービスは教育用途に特化した内容を持っています。
従来のデジタル地図との違い
例えば、Google Mapは多くの情報を持っているものの、学校でよく使用される縮尺で表示すると情報量が減少し、学習効果が薄れてしまうことがあります。『デジタル地図帳 for School』では、そのインデックス領域を充実させることで、学びを深められるよう配慮されています。地図は、生徒が身近な地域から世界までを学ぶ過程で必要なものであり、適切なスケールの地図が不可欠です。この新しいデジタル地図は、我々の教育現場でのニーズに応える形で開発されました。
製作にあたっての心がけ
地図の制作には、教科書に則った内容や、子どもたちが理解しやすいポイントを押さえることが重要です。平凡社地図出版がこれまで蓄積したノウハウをもとに、教育用途に適した地図が実現しました。今後も、誰でも利用できる学習用地図を提供し続けることを目指しています。
今後の展開と利用可能なサービス
『デジタル地図帳 for School』は、今後有料の拡張サービスを通じて、さらなる機能の追加が予定されています。具体的には、詳細な地図タイルの提供や、統計データを地図上に重ねて表示するサービス、GeoJSONデータの提供などが考えられています。また、インタラクティブな機能も導入し、ポップアップによる情報表示や音声読み上げ機能を実装する予定です。
さらに、平凡社は「学習地図ライブラリ 主題図編」などのサービスも展開しており、併せて活用できる機会も提供しています。
まとめ
教育用デジタル地図『デジタル地図帳 for School』は、学校現場で実際に使われてきた冊子地図帳の利便性をそのままデジタル化したものです。誰もが手軽に利用でき、学習の質を向上させる手段として期待が寄せられています。今後もこのような教育サポートに積極的に取り組み、デジタルコンテンツを通じて広く社会に貢献していくことが求められています。
会社情報
- 会社名
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株式会社平凡社地図出版
- 住所
- 千代田区九段南3丁目1-1久保寺ビル5F
- 電話番号
-
03-6265-3821