株式会社レスタスが有限会社井上工業所を完全子会社化した理由とは

株式会社レスタス、有限会社井上工業所を完全子会社化

名入れ事業を手がける株式会社レスタスは、オリジナル紙袋の製造・販売を行う有限会社井上工業所の全株式を取得し、子会社化したことを発表しました。レスタスは、名入れ商品に特化したプラットフォームを提供しており、井上工業所との資本提携により、さらなる市場拡大を意図しています。

株式取得の背景

井上工業所は、創業から78年の歴史を持ち、大阪市を拠点にしています。オリジナル紙袋の制作に強みを持つ同社は、3,000社以上の顧客基盤と複数の仕入れ先と強固なネットワークを築いています。このため、レスタスは井上工業所のノウハウとリソースを活用し、名入れ商材を含めた多様なオーダーメイド商品の販売を推進する計画です。この株式取得は、両社の強みを生かし、名入れ市場におけるプレゼンスを拡大するための重要なステップと位置付けています。

目指すべき方向性

M&Aを契機に、レスタスは井上工業所と協力し、オーダーメイド商品の提供体制を一層強化する予定です。さらに、効率的なサプライチェーン管理や製造プロセスのノウハウ共有を進めることで、品質の向上とコストの最適化を実現し、顧客への価値提供を追求します。レスタスは「名入れをもっと身近に、もっと便利に」という理念の元、積極的な成長投資を行いつつ、業界のリーダーとしての責任を果たしていくとしています。

各社のコメント

井上工業所の代表取締役、井上幸次氏は今後の展開に期待を寄せています。「当社は78年間にわたりオリジナル紙袋の製造と販売で多くのお客様と共に歩んできました。レスタスのような市場リーダーに加わることで、私たちのノウハウは次世代へと継承され、さらに大きな価値を提供できると確信しております。」と述べています。

一方、レスタスの代表取締役、大脇晋氏は、「78年の歴史、3,000社超の顧客基盤、全国に広がるサプライヤーネットワークを持つ井上工業所と手を組むことは、業界全体の統合を象徴するものです。このシナジーを最大化し、次世代の顧客体験を創出していきます」と発言しています。