2025年版ブティック系コンサルファームカオスマップが発表
コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社(東京都中央区)は、2025年版の「ブティック系コンサルファームカオスマップ」を公開しました。このマップは、コンサル業界の現況を把握するために重要な資料です。新たに11社が加わり、合計57社のブティック系コンサルファームが一つのマップにまとめられています。
コンサルティング業界の成長とブティック系ファームの増加
最近のコンサルティング市場は顕著な成長を示しており、ブティック系コンサルファームとして知られる少数精鋭のファームが次々と誕生しています。コダワリ社は、ブティックファームの変遷を「創業年」という視点から見える化しました。これは、各ファームが設立された年代による特徴やトレンドを理解するための鍵になります。
マップ作成の背景
コンサル業界が急速に変化する中、ブティック系ファームは特定の専門性を活かし、クライアントのニーズに応えています。これに伴い、年ごとに新たなファームが設立され、その数は年々増加しています。2025年版では、資本金の代わりに「創業年」のみを軸にすることで、時代背景を反映しやすくなっています。これにより、各ファームの特性や市場の成長トレンドを見渡すことができます。
トレンドの変遷
コンサルティング業界は、各時代で異なるテーマやトレンドに影響を受けてきました。以下にその主要な時代背景をまとめます。
1968年~1999年:黎明期
「コンサルティング」という言葉が普及する前から、専門的な知見を提供していた老舗ファームが登場。この時期は、日本におけるコンサル業界の草創期にあたります。
2000年~2005年:バブル崩壊後
ドットコムバブルの崩壊によって、経営再建に特化したファームが増加。不確実性の高い市場で、幅広い経営課題を解決するための支援が求められました。
2006年~2011年:リーマンショック後
リーマンショックの影響で、独立系コンサルファームが更なる機動力と専門性を持って成長。柔軟な支援がより求められました。
2012年~2017年:第二次ブティックブーム
デジタル変革が進み、特にDXに特化したファームが急増。クラウドやスマートフォンの普及に伴い、新規事業創出が志向されました。
2018年~2023年:細分化と急増
AIやビッグデータといった先端技術に特化するファームが続々と設立。コンサルティング領域はさらにニッチな分野に分化してきました。
2024年~2025年:AI時代の幕開け
AIを基盤とした新しいモデルのファームが出現。また、コンサルティングの提供価値そのものも大きく変わろうとしています。
まとめ
コダワリ・ビジネス・コンサルティング社が提供するこのカオスマップは、業界内でのトレンドの変化や成長を視覚化した重要なツールです。未来のコンサルティング市場を見据える上で、ぜひ参考にしてみてください。詳細な内容は、コダワリのメディアサイト「コンサルのあんなこと、こんなこと」で確認できます。URLは
こちら です。
コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社の概要
- - 所在地: 東京都中央区銀座7-16-15 清月堂本店ビル
- - 設立: 2009年
- - 代表取締役社長: 大谷内 隆輔
- - 事業内容: 経営・戦略・業務・人事・ITコンサルティング、他