無印良品が環境に優しいカポック寝具を全国展開開始

環境に配慮した無印良品の新しい寝具

無印良品を展開する株式会社良品計画は、2023年8月7日（水）から、自然に優しい素材の「カポック」を使用した寝具を全国の店舗およびオンラインストアで順次販売開始します。これまで無印良品では、生活者の方々に日常生活を豊かにする商品や、社会に良い影響を与える商品を手に取りやすく提供してきましたが、今回のカポック寝具もその理念に基づいています。

カポックとは

カポックは、東南アジアの熱帯地方に自生する樹木で、農薬をほとんど使用することなく、少ない水や肥料で育つ特徴があります。このように環境負荷が少ないため、今注目を集めている素材の一つです。カポックの実から取れるワタ（繊維）は、古くからクッションなどの詰め物として使われてきました。その軽さと空気を多く含む特性から、世界で最も軽い天然繊維とも言われています。

新商品の紹介

今回の発売にあたって、無印良品では「薄掛ふとん」と「敷パッド」を展開します。特に注目すべきポイントは、側生地に綿とカポックを組み合わせて使用していることです。さらに、二層のガーゼ仕立てで、非常に柔らかな肌触りに仕上がっています。これにより、一年を通じて快適に使用できる寝具が実現されました。

色はベーシックな生成とグレーの2色展開で、他の寝具とも合わせやすいデザインが特徴です。これにより、カポックの良さを感じながら、インテリアとしても心地よい空間を演出することができます。

無印良品の理念

無印良品では、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、今後も環境に配慮した商品開発を進めていく方針です。今回発表されたカポック寝具も、その一環として位置づけられています。私たちの日常生活が持続可能な形で成り立っていくために、選択肢を増やす努力が続けられることは重要です。

無印良品は、この新しい寝具シリーズを通じて、日常生活をより快適にするだけでなく、環境問題に対する意識を高めるきっかけを提供しています。持続可能な素材を使った商品が我々の生活にどれほど貢献できるのか、ぜひ実際に触れて感じてもらいたいものです。今後も無印良品の取り組みに注目です。