バーバリー、2024年ウィンターコレクションを発表

バーバリーは、デザイナーのダニエル・リーの手による2024年ウィンターコレクションを発表しました。このコレクションは、イギリスやアイルランドの美しい風景や人々からインスパイアを受けており、特に湖水地方で撮影されたポートレートが印象的です。

バーバリーは、機能性を重視したブランドとして知られ、ドニゴールやロキャロンの伝統的な技術を駆使し、上質な生地や精巧な縫製技術、細部までのこだわりを持っています。2024年のコレクションでは、モールスキンやウール、レザーで作られたトレンチコートがラインナップされ、身に纏う人に温かみを提供するダッフルコートも特徴的です。特に、シアリングのライニングが施されたダッフルコートは、寒い季節にぴったりのアイテムとなるでしょう。さらに、ウールのバーバリーチェック生地を使ったキルトやソフトでリラックスしたシルエットのダブルスーツも登場し、洗練されたファッションが特徴です。

また、カウルネックのセーターは軽量のウールを使用しており、着心地の良さが強調されています。バッグコレクションでは、「馬上の騎士」のデザインにインスパイアされたテントバッグやロッキングホースバッグ、ナイトバッグが新たに展開され、柔らかな印象を与えます。シューズも注目で、アウトドアを意識したストンプブーツには撥水性のラバーソールがデザインされています。さらに、昨年のコレクションで初登場したサドルブーツは、ソフトカーフレザーにアップデートされ、乗馬スタイルのディテールを加えた、新しい魅力を持っています。

落ち着いたアースカラーが特徴

カラー展開には、ディープブラウン、グリーン、クラシックなベージュ、カスタードクリームのような落ち着いたアースカラーが揃い、どのアイテムにも調和をもたらします。この色合いは、自然の景観を反映しており、バーバリーを身に纏う人々の気質やブランドのヘリテージにも通じる重要な要素となっています。

ダニエル・リーは、「バーバリーを身に纏う人々の気質やアウトドアの精神、そして風景がインスパイアとなった」と述べています。湖水地方は親しみを感じながらも、冒険心をかき立てる地域であることを表現したいと語っており、その意図がコレクション全体に込められています。

キャストには、アギネス・ディーンやアジョワ・アボワー、アミン・ラワールなど、多彩なモデルが参加しており、ビジュアル面でも強い印象を残します。クリエイティブディレクションはダニエル・リーが手掛け、フレッシュでありながらもバーバリーの伝統を守った仕上がりとなっています。