株式会社APTの新しい物流ソリューション「Σ(シグマ)」の登場
物流システムエンジニアリングを専門とする株式会社APTが、物流業界の課題解決を目指した新サービス「Σ(シグマ)」を正式にリリースしました。このソリューションは、戦略設計から倉庫建設、設備導入、庫内運用、さらには保守までを一貫して支援する垂直統合型のアプローチが特長です。特に、現在物流業界が直面している人手不足やコストの上昇といった深刻な課題に焦点を当て、より効率的かつ持続可能な物流体制を実現しようとしています。
■物流業界の現状と「Σ(シグマ)」の背景
近年、物流業界ではドライバー不足やいわゆる「2024年問題」が取り沙汰され、新たな人材確保の難しさとコストの増大が企業に影響を及ぼしています。これまで多くの荷主企業は3PL(Third Party Logistics)に物流業務を一括して委託し、効率化を図ってきました。しかし、3PL業者もさまざまな制約の中ではすべての荷主に対応できなくなりつつあり、「預けたくても預けられない」という新たな課題が浮き彫りにされています。その結果、多くの業者が入り乱れ、物流が複雑化する一因ともなっています。
その中で、4PL(Fourth Party Logistics)の概念が注目されています。これは荷主企業自らが物流を設計・統括する新しい考え方であり、最適なパートナーと仕組みを見つけることで全体最適を図ることが可能となります。
APTは、この4PLの理念を具体化し、柔軟かつ実行可能な形で提供する「Σ(シグマ)」を開発しました。
■「Σ(シグマ)」の特長
戦略から運用までを一貫してサポート
「Σ(シグマ)」は、戦略立案から倉庫設計、マテハン機器やロボットの導入、庫内オペレーション、そして導入後の保守および改善までをAPTがワンストップで支援します。これにより、従来のような「設計と実行が分断される」といった事態を防ぎ、計画通りに動く物流体制の確立を実現します。
コストの最適化
「Σ(シグマ)」は、省人化や立地に関する戦略を通じて、現場の生産性を向上させる「無駄のない物流」を提案します。システム間の連携ロスを排除し、運用や保守コストを一本化することで、トータルコストを大幅に削減することが可能です。
フレキシブルな設計
株式会社APTは、特定メーカーに依存することなく、自社製と他社製を問わず最も適切な機器やシステムを選択します。荷主の目的に応じた最適な物流体制を柔軟に構築し、事業の成長に伴い段階的にシステムの拡張や変更ができる環境を整えています。
■ APT執行役員 コメント
APTの執行役員である栗原勇人氏は、「4PLの考え方は、物流を『預けるもの』から『設計して動かすもの』に変えるものです。Σ(シグマ)は、この理念を実現する取り組みの一部です。APTは荷主企業が自身の物流をコントロールできるようサポートし、社会全体の生産性を高めていく存在であり続けます」とコメントしています。
■ 今後の展望
今後APTは、物流の最適化を支援する「Σ(シグマ)」を中心に、3PLやマテハンメーカー、システムベンダーなどさまざまなパートナーとの連携を一層強化していく方針です。また、変化の激しい物流環境において、中立的な視点から業界の連携や革新的なソリューションの提供を続けます。「Σ(シグマ)」は、より持続可能で進化する社会インフラへと導くことで、業界全体の発展に貢献していくことでしょう。
■ 株式会社APTについて
株式会社APTは、倉庫業界に新たな価値を提案し、課題解決を通じて業界の変革に貢献する企業です。国内外のメーカーに依存しないマルチメーカー対応を強みとし、顧客に寄り添いながら、最大限の価値提供を目指します。詳細は
AAPTの公式サイトを参照してください。