Holoeyes MDがリリース!Apple Vision Proとの連携
Holoeyes株式会社が、自社の医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」の新バージョン3.0を2024年12月25日(水)に発表しました。これは、Appleが提供する最先端のデバイス「Apple Vision Pro」に対応した画期的なソリューションとなります。これにより、医療現場での画像操作が一層直感的かつ高精細に行えるようになります。
自然な動きと繊細なコントロール
新しいHoloeyes MDでは、Apple Vision Proの高精細ディスプレイを活用し、まるで実際の物体を操作しているかのような感覚で医用画像を扱うことができます。この高い没入感は、医療従事者にとって、術前計画や手術中の判断をサポートする強力なツールとなるでしょう。
パススルー機能の実装
また、2024年10月より、Meta® Questシリーズに導入された新機能「パススルー」がApple Vision Proにおいても実現しました。この機能によって、ユーザーは、周囲の環境をリアルタイムで確認しながら、3Dホログラムのような医療画像も同時に視認できるようになります。これにより、医療従事者は現実の場面とバーチャル情報を切り替えながら、より効果的に診断を行うことができるのです。
Holoeyes MDの基本情報
Holoeyes MDは、CTやMRIなどの医用画像を処理し、立体的に表示することができる医療機器です。現在、全国の70以上の医療機関に導入されており、術前シミュレーションや手術中の表示、遠隔医療会議、さらには研修や教育に至るまで広範な用途で利用されています。従来の2D画面では乏しかった奥行き感を、新たに3Dで再現することによって、医師たちは病態をより深く理解することが可能になります。
杉本CEOの展望
Holoeyesの代表取締役CEO、杉本真樹氏は、Apple Vision Proとの連携について次のようにコメントしています。「医療現場は、時間が命に関わる世界です。多様な役職の人が関与する中で、誰でも簡単に扱えるデバイスが必要です。Apple Vision Proは、医療に必要な共通フォーマットや優れたインターフェイスを提供しており、空間コンピューティングを医療に広める力を持っています。」
Holoeyesの理念と将来性
Holoeyesは「医用画像と医療知見を空間的に再現・共有し、医療の最適化を実現する」というミッションを掲げ、2016年に設立されました。これまでの開発実績を活かし、今後もXR(VR/AR/MR)技術を駆使して新しい医療体験やサービスの提供を続けていく。これにより、ますます多くの医療従事者にとって不可欠な存在となるでしょう。
会社概要
Holoeyes株式会社は、医療用画像処理ソフトウェアの開発と販売を行っており、2020年には医療機器としての認証も取得しています。本社は東京都港区に位置し、さまざまな医療機関との連携を持つ企業です。
Web:
Holoeyes