外国人住民と地域を結ぶJAPANNESIAの多文化共生プログラム

愛媛県伊予市とJAPANNESIAの業務提携

2025年7月8日、愛媛県伊予市とJAPANNESIA株式会社は、「多文化共生活動支援業務」に関する業務委託契約を締結しました。この取り組みは、地域と外国人住民の間で文化を共有し、豊かな地域共生社会を築くことを目的としています。特に、地元で活躍する技能実習生や特定技能人材などの外国人が参加することで、相互理解を深める場を提供します。

地域のめざす新たな共生とは

最近、愛媛県内の外国人労働者数が過去最高を更新したことが大きな話題となっています。令和6年度には14,550人に達し、前年から2,074人増加したとのデータが示す通り、地方における外国人の受け入れは急速に進んでいます。しかし、受け入れ後の持続可能性に関しては、転籍の頻発や地域住民との繋がりの不足といった課題も抱えています。

JAPANNESIAでは、伊予市を皮切りに、他の大学や受け入れ企業、支援機関と連携し、「地方における外国人との共生」に向けて積極的な取り組みを進めています。

JAPANNESIA HOUSE UMIの活動

「JAPANNESIA HOUSE UMI」は、海岸近くの古民家を改修した多文化共生コミュニティです。ここでは、日本語学習支援や地域文化の交流イベントが定期的に行われます。具体的な活動内容は次の通りです：

1. 地域交流イベントの開催
地元の学生や子供たちとの交流を通じて、外国人住民が地域社会に溶け込む機会を作ります。例えば、外国人と地元の生徒が共に楽しむレクリエーション活動などがあります。
これにより、外国人住民は「地域社会の一員」として自信を持ち、地元の文化に親しむことができます。

2. ふれあい文化イベントの開催
季節行事に合わせた文化体験イベントを実施し、お花見会や浴衣の着付け体験などを通して、地域文化へと触れるきっかけを与えます。
さらに、地域への愛着を育むための取り組みとしても評価されています。

3. 定期研修と支援情報共有会の開催
外国人を受け入れる企業や団体向けに研修を行い、情報を共有して学び合う場を提供します。これにより、外国人と地域住民が共に豊かな生活を送るための就労環境が整えられていくのです。