新型コロナウイルス対策に役立つ手洗い管理アプリ
新型コロナウイルスの影響で、手洗いの重要性が再認識されています。特に食品加工業をはじめとする工場では、従業員の手洗いを徹底し、ウイルスの感染を防ぐことが求められています。このような背景の中で開発されたのが、
「手洗いチェッカー」という画期的なアプリです。
開発の経緯と背景
アメリカの国立衛生研究所の研究によると、コロナウイルスは物体の表面上で数時間から数日間生存できることが示されています。このため、工場内では衛生管理が必要不可欠であり、特に手洗いの励行が求められています。「手洗いチェッカー」は、そんなニーズに応えるアプリであり、食品工場の衛生管理プログラムの一環としても非常に有効です。
さらに、昨年に発売されたコンパクトな「コロコロチェッカー」も多言語対応アプリとして人気を集めており、作業の管理や教育に役立っています。その成功をもとに、「手洗いチェッカー」の開発が進められました。
アプリの特徴
このアプリは、iPadを使って手洗いの正しい手順を指南し、各ステップを動画で撮影することで、従業員の手洗いが適切に行われているかを確認します。具体的には、次のような手洗いのステップが画面に表示されます。
1. 手を水(お湯)で濡らす
2. 泡石鹸を手のひらに取る
3. 手のひらを合わせて泡立てる
4. 手の甲をしっかり擦る
5. 指先を丁寧にこする
6. 指の間を洗う
7. 親指をつまむように洗う
8. 水で石鹸をよく洗い落とす
この流れをアプリが監視し、もし手順が省略されるとアラームが発動して再度最初からやり直すよう指示します。
また、撮影した動画は後で監視者がチェックでき、間違った手洗いをした従業員を特定することが可能です。これにより、衛生管理が一層徹底されることになります。
使用方法と設置
本体サイズは、横19cm、幅29.8cm、高さ18.2cmとコンパクトであり、特別な工事なしに既存のシンクに設置できるのも大きなメリットです。工場の手洗い場だけでなく、小・中学校などの手洗い場でも利用可能です。
このように、「手洗いチェッカー」は新型コロナウイルス対策として非常に頼りになるツールです。加えて、従業員の体調管理をサポートする新アプリの開発も進行中で、さらなる衛生管理の強化が期待されています。
会社情報
「手洗いチェッカー」を開発したのは、
菱熱工業株式会社です。1948年に創業し、冷熱エンジニアリングの分野で経験を積んできた企業です。
- - 住所: 東京都大田区南馬込2-29-17
- - お問い合わせ: TEL: 03-3778-2111
- - 資本金: 1億円
- - 売上高: 84億円(関連会社含)
詳しい情報は、
公式ウェブサイトをご覧ください。また、手洗いチェッカーの詳細については、
こちらのリンクからもご確認いただけます。