障がい者支援の新しい学びの形「サポカレ」
NPO人材開発機構が運営するeラーニング「サポーターズカレッジ」(通称:サポカレ)が通知した新コンテンツは、障がい者支援施設に勤務する職員のために特別に設計された研修プログラムです。2023年12月に配信されるこの特別プログラムは、「現場で活かす合理的配慮と障がい児・者支援の実際」というテーマで実践的な知識を提供します。
このプログラムの重要性は、障がい児・者が地域社会の中で安心して自分らしく生活できる環境を整えるために、現場での合理的な配慮と個々に応じた支援が求められるからです。
新研修コンテンツの特徴
第1回「合理的配慮の具体的方法」
障がい者支援での合理的配慮について、制度の理解から具体的な工夫までを学ぶことができます。このセッションでは、特性に基づく支援方法や、成功事例および失敗事例を通じて、実際の支援ポイントを掘り下げて学習します。
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第2回「自閉症児・者にとって暮らしやすい環境」
自閉スペクトラム症の特性を理解し、安心して生活できる環境の整備について探求します。視覚的支援や環境調整の具体例を用いて、本人の強みを活かした支援のあり方を考えます。
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第3回「支援における記録の活用について」
支援現場での記録の役割やその活用の方法について学ぶセッションです。支援における客観性を高めるための工夫や、アセスメントへの応用方法について具体的な記録例を通して考案します。
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このように、3つのセクションが設けられ、支援員がより実践的に学べる内容となっています。講師には、国立障害者リハビリテーションセンターの渡邉浩伸氏と須永貴之氏が招かれ、質の高い研修が期待されています。
現場での実践をサポート
このプログラムのユニークな点は、成功したケーススタディだけでなく、失敗した事例も取り上げていることです。リアルな経験に基づいた学びは、受講者にとって非常に価値があると言えます。また、実践で得た知識を日々の業務に役立てられるよう、構造的で分かりやすい内容になっていることが強調されています。
受講の利便性
「サポーターズカレッジ」では、月額制で年間受講料165,000円(税込)で何人でも受講可能というフレキシブルな制度が設けられています。追加料金なしで最大5つの施設まで利用できるため、法人の大きさに関係なく広く受講可能なのも魅力の一つです。すべての職員は自分のペースで必要な知識を身につけられるチャンスを得ることができます。
NPO人材開発機構の使命
この取り組みを通じて、NPO人材開発機構は障がい者支援施設の職員が現場で求められる知識とスキルを身につけ、「働きがい」や「仕事への誇り」を持って働くための環境作りを目指しています。また、企業における障がい者雇用の促進にも寄与することが期待されます。
さらに、様々な法人や施設と連携しながら、業界全体のサービスや社会的ステイタスの向上に努めていくことが彼らの目標です。
まとめ
新たな学びの場である「サポカレ」を通じて、障がい者支援に従事する職員が日々の業務を通じて成長し、より良い支援を提供していくための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。受講は簡単で、オンラインで時間を有効に使用できるこのプログラムは、すべての支援員にとって貴重な機会となるでしょう。