建設現場を変革する!顔認証システム誕生の背景と今後の展望
2025年5月、インテックス大阪で開催される「JECA FAIR 2025」にて、建設業界の現場管理を効率化するための新しい顔認証システム、「顔パス出面管理システム」が初めて披露されます。このシステムは、株式会社TIGEREYEとITPOINT合同会社、さらに株式会社中電工が協力して開発したもので、現場の声を基にした実用的なクラウドサービスです。
建設現場の現状と課題
建設業界は依然として手作業による管理が多い分野であり、その影響で業務の効率が下がり、セキュリティリスクも存在しています。また、紙による管理は、情報の取り扱いや保管に手間がかかり、情報漏えいや誤情報のリスクを常に抱えています。これらの問題を解決するためには、デジタル化による効率化が急務となっているのです。
新システムの特徴
「顔パス出面管理システム」は、顔認証技術を利用して、建設現場独自の出面管理を効率化することを目的としています。主な特徴は、以下の通りです:
- - 顔認証システムでのログイン機能:作業員は、顔認証を用いてスムーズにログインができ、入退場の確認が一瞬で行えます。
- - 入退場状況のリアルタイム集計:日々の出入場データがリアルタイムで集計され、管理が容易になります。
- - 複数の請負階層の管理:多様な請負関係を一元管理することで、業務の整理が進むでしょう。
- - 各種データのインポート・エクスポート機能:容易にデータの取り扱いができるため、他のシステムとの連携も期待できます。
3社の協力による開発
システムの開発には、中電工の現場課題に対する知見、TIGEREYEの顔認証とAI関連での技術力、そしてITPOINTのクラウドシステムの設計力が融合しています。この共同作業により、現場で求められる機能を的確に盛り込み、実用性の高いシステムに仕上がったのです。
今後の展開
今後、TIGEREYE、ITPOINT、中電工の3社はさらなる機能の追加を計画しています。具体的には、以下のような機能を段階的に実装していく予定です:
- - 顔認証による勤怠打刻や労務管理の取り入れ
- - CCUS(CO2捕集・貯蔵・利用)の自動連携機能や現場単位でのスケジュール共有
- - 元請けと協力業者間の予定を一元管理する調整機能の実現
- - KY(危険予知)活動に関連する帳票作成や共有機能、さらには日報作成の計画
- - 作業報告書との連携や外部システムとの統合も視野に入れています。
これにより、業務効率化が進むだけでなく、安全管理や労務管理も一層強化されることが期待されています。
JECA FAIR 2025展示概要
初公開となる「顔パス出面管理システム」は、以下の展示会で体験することができます:
- - 会期:2025年5月28日(水)〜30日(金)10時〜
- - 会場:インテックス大阪3号館、ブース番号3-14(株式会社中電工)
- - 来場登録:事前に登録が必要です。詳細は公式サイトをチェックしてください。
この新たなクラウドシステムが、建設業界にどのような変革をもたらすのか、ぜひその目で確かめてください。
お問い合わせ
システムに関するお問い合わせは、以下の情報をご利用ください。
社名:ITPOINT合同会社
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E-mail:
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TEL:084-979-4542
担当:福島