心を豊かにする仏像への旅
心の安らぎを求める人々にとって、仏像は特別な存在です。それは静かに心を癒し、深いメッセージを伝えるから。そんな仏像の魅力を存分に体験できる機会が、2025年11月12日から16日にかけて大丸下関店で開催される「山髙龍雲 仏像彫刻展」です。
展示内容と特徴
この展示会では、仏師・山髙龍雲先生が手掛けた約40体の仏像が一堂に展示されます。阿弥陀如来や聖観音、大黒天など、日本の文化に根ざした尊い存在たちが、訪れる人々を迎えてくれます。特に、山髙先生は桧や楠、屋久杉などの上質な木材を使用し、それぞれの木が持つ特性を大切にしています。まさに、仏師としての腕前と自然への敬意が結実した作品たちです。
会場では、直接作品を間近で鑑賞し、仏像に込められた想いや祈りを感じることができます。11月12日(水)の午後には山髙先生が来場予定で、作品に込められた思いを直接教えていただける貴重な機会です。ただし、来場できない時間帯もあるため、早めに訪れることをお勧めします。
山髙龍雲氏のプロフィール
山髙龍雲氏は、昭和23年に香川県で生まれました。20歳で父である仏師・山髙松雲に師事し、仏像彫刻の世界に入った彼は、現在77歳。兵庫県神戸市に拠点を持ち、全国の仏像彫刻を指導する第一人者として知られています。様々な寺院や文化施設で仏像を提供しており、特に須磨寺や南蔵院などでの実績があります。また、2007年には日本美術工芸会大阪府知事賞を受賞するなど、その技術は高く評価されています。
仏像彫刻の魅力
「彫ることは祈ること」と語る山髙氏。仏像はただの彫刻ではなく、その背後には多くの思いと技術が詰まっています。優れた木材を選び、それをかたちにすることは、仏師にとって大切なプロセスです。美しい木目は自然の息吹を感じさせ、仏像を通じて心の豊かさを感じてもらうことが、彼の目指すところです。
この冬、仏像を通じて心をリフレッシュしませんか?静かな時間を持ち、心に語りかける仏像との出会いは、きっと新たな気づきをもたらしてくれることでしょう。
開催情報
- - 会期:令和7年(2025年)11月12日(水)〜16日(日)
- - 時間:10:00〜18:00(最終日は17:00閉場)
- - 会場:大丸下関店 6階催事場(入場無料、展示販売)
住所は山口県下関市竹崎町4丁目4-10で、JR下関駅に近い便利な場所にあります。ぜひ、多くの方々にこの貴重な機会を楽しんでもらいたいと思います。心豊かな時間を、大丸下関店でお過ごしください。