旭山動物園がPayPayによる新たな募金を開始
北海道の旭川市にある旭山動物園では、2026年1月10日から、PayPayを活用したキャッシュレスでの募金がスタートします。この取り組みは、自然環境や生態系の保護を目的としたもので、来園者が手軽に動物園を応援できる新しい方法として注目を集めています。
「あさひやまもっと夢基金」の目的
旭山動物園は「もっとうさぎたちへ夢を」をコンセプトに、動物たちの生活環境や繁殖に必要な費用を集くため、「あさひやまもっと夢基金」を運営しています。以前は、現金の募金箱を通じて寄付を受け付けていましたが、デジタル化が進む中、来園者からの「キャッシュレスでできる支援があれば」という要望に応え、PayPayによるシステムを導入しました。
このシステムを提供するのは、コングラント株式会社です。コングラントは、寄付募集から決済、支援者管理までを一括で提供する「寄付DXシステム」を展開しており、全国の様々な団体に利用されています。特に、PayPayを利用することで、寄付者がQRコードをスキャンするだけで簡単に寄付ができる環境を整えています。
募金の具体的な仕組み
新しい募金方法は、動物園内の8か所に設置された募金箱付近に掲示される専用QRコードを使用します。寄付は100円から可能で、自由に金額を設定できるため、気軽に参加できるのが魅力です。このキャッシュレス方式の導入により、これまでの現金に依存した方法から脱却し、より幅広い年齢層の来園者が参加しやすくなります。
動物園と寄付の重要性
公益社団法人日本動物園水族館協会によると、日本国内の動物園は91園あり、それぞれが多様な財政的課題に直面しています。特に公営の動物園は入園料や自治体の予算による収入が主であり、近年の物価高や老朽化への対応が難しい状況です。そのため、寄付を通じた資金確保が不可欠になっています。旭山動物園やそのほかの動物園は、日々の運営や動物の健康維持、さらには絶滅危惧種の保護に向けて多くの支援を必要としているのです。
子どもから大人までの意識啓発
動物園は自然や環境問題について、子どもから大人まで教育する場でもあります。旭山動物園の取り組みは、一人ひとりが環境保護について考えるきっかけとなることが期待されています。来園者が寄付を通じて自らの手で動物たちを守るという実感を得られることは、未来の世代にとっても非常に重要な教育になります。
今後の展望
旭山動物園でのPayPayによるキャッシュレス募金が成功すれば、全国の動物園や水族館などにもこの取り組みが広がる可能性があります。このプロジェクトは新たな寄付の形を示すものであり、動物園と来園者の距離を一層縮める手段となるでしょう。
コングラントの役割
コングラントの寄付DXシステムは、寄付を集めるためのオンラインプラットフォームとして多くの団体に利用されています。彼らは、寄付受付から決済管理、領収書発行など、寄付に関わるすべてをワンストップで提供します。この利便性が、より多くの寄付者を生み出す要因となっているのです。
旭山動物園の取り組みは、地域社会の自然保護への意識を高めると同時に、寄付を通じた新たなコミュニティの形成にも寄与することが期待されています。今後の進展にぜひ注目したいところです。