歌壇・俳壇の登竜門 第70回贈呈式の盛況
2025年1月26日、埼玉県所沢市に位置する角川武蔵野ミュージアムで、角川文化振興財団による「第70回角川短歌賞・角川俳句賞」の贈呈式が盛大に開催されました。この式典は、伝統と歴史を刻むこの2つの賞の受賞者を祝う重要なイベントであり、多くの関係者が一堂に会しました。
式典には、受賞した詩人と俳人、及び各賞の選考委員、そして関係者合計で36名が出席し、栄えある瞬間を共に分かち合いました。受賞者は次の通りとなりました。
- - 第70回角川短歌賞受賞者:平井俊氏(ひらい しゅん)
作品名:「光を仕舞う」(50首)
- - 第70回角川俳句賞受賞者:若杉朋哉氏(わかすぎ ともや)
作品名:「熊ン蜂」(50句)
式典中、伊藤良平専務理事が両受賞者に対して賞状と記念品(万年筆)を手渡しました。また、選考委員を代表して、角川短歌賞では松平盟子氏、角川俳句賞では仁平勝氏がそれぞれ選評を発表し、厳選された受賞作品への称賛が述べられました。
受賞者の喜びは格別で、両氏はそれぞれ受賞の感謝の意を表しました。平井俊氏は、「長年の夢が叶い、感謝の気持ちでいっぱいです。今後も心に響く作品を作り続けていきたい」と述べました。また、若杉朋哉氏も「この栄誉を誇りに思い、俳句を通じて更なる挑戦を続けていきます」と話しました。
受賞概要とお祝いの意義
概要
【第70回角川短歌賞】
- - 受賞者:平井俊氏
- - 作品名:「光を仕舞う」
- - 賞状・記念品(万年筆)
- - 副賞:30万円
- - 選考委員:松平盟子、中川佐和子、坂井修一、藪内亮輔
【第70回角川俳句賞】
- - 受賞者:若杉朋哉氏
- - 作品名:「熊ン蜂」
- - 賞状・記念品(万年筆)
- - 副賞:30万円
- - 選考委員:仁平勝、対馬康子、小澤實、岸本尚毅
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両賞は1955年に創設以来、新しい才覚を持つ詩人や俳人の登竜門として知られ、文化振興に寄与してきました。受賞した作品は、後日各誌(角川『短歌』、『俳句』2024年11月号)にて発表される予定です。
この度の贈呈式は、短歌や俳句を愛する人々が集い、未来の文化を担う新人たちを祝福する素晴らしい機会となりました。角川文化振興財団は、今後も文芸の振興や次世代の文化の発展のため様々な取り組みを続けてまいります。公式サイト:
角川文化振興財団
今後も、短歌や俳句の魅力を広げ、新たな才能の誕生を楽しみにしています。