カンボジアで始まった「第1回アンコール イオン ネイチャーパーク植樹」
2023年7月5日、カンボジアのシェムリアップで「第1回 アンコール イオン ネイチャーパーク植樹」が実施されました。この植樹イベントは、公益財団法人イオン環境財団によって主催され、同財団はボランティアたちと共に2002年以来、カンボジア各地で植樹活動を行っています。
今回の植樹は、アンコール・ワット遺跡群に位置するチャウスレイ・ヴィヴォル遺跡の周辺や、その近くの森林公園など、環境保全と生物多様性の確保を目指した重要な取り組みの一環です。
過去には4,200人以上のボランティアと共に、34,000本を超える地元の樹種が植えられています。今後は、2025年からの5年間にわたり、アンコール・トム遺跡周辺において、さらなる植樹が行われる予定です。このプロジェクトでは、風雨被害から世界遺産を守ることを目指し、環境保護に向けた施策が実施されます。
植樹イベントの概要
このイベントには、カンボジアと日本から集まった800人のボランティアが参加し、地元の樹種を10,000本植える意義ある活動が行われました。植樹される樹種には、マングローブやカリンなど、18種類の地元の樹木が含まれています。
出席者と期待される影響
今回の植樹イベントには、カンボジアの文化芸術庁長官や日本国大使館の特命全権大使など、様々な要人が出席しました。彼らは、環境保護と生物多様性の重要性について語り、地域の未来を考える機会を持ちました。特に、シェムリアップ州副知事や王立プノンペン大学の副学長も参加し、地域の協力体制を築く重要な役割を果たしています。
持続可能な未来を目指して
イオン環境財団は、未来の世代に豊かな自然を残すため、今後も植樹活動を含む環境活動に積極的に取り組む意向を示しています。今回の活動を通じて、地域社会との協力や環境意識の向上を図り、持続可能な未来の実現を目指しています。
この活動がもたらす影響は、地元住民だけでなく、訪れる観光客にも良い影響を与えることが期待されています。また、アンコール遺跡群という世界遺産の保護と保全がひとつの目標に掲げられているからこそ、カンボジアの環境保護にも貢献ができます。
このように、イオン環境財団の仕掛ける植樹活動は、単なる植えること以上の意味を持ち、地元の人々と協力し合い、環境問題に立ち向かう姿勢が光る取り組みとなっています。今後の活動にも目が離せません。