NPOチームふくしま受賞
2025-12-11 11:17:08

福島の未来を見据えたNPOチームふくしまが保健文化賞を受賞

NPO法人チームふくしまが保健文化賞を受賞



福島県福島市を拠点に活動するNPO法人チームふくしまが、先日第77回保健文化賞を受賞した。この賞は、長年にわたり保健、福祉、衛生の分野で社会貢献を行っている個人や団体に贈られるもので、70年以上の歴史を持つ名誉ある賞である。

理事長の半田真仁氏は、授賞式で受賞者代表として挨拶を行ったほか、翌日には天皇皇后両陛下に謁見する栄誉を得た。受賞は、チームふくしまの理念が多くの人々に支持されていることの証であり、「ここからがスタートであり本番である」という意気込みを強く感じたという。

チームふくしまの活動



チームふくしまは、「お互いさま」という精神を基にした地域支援の取り組みを行っている。具体的には、以下の3つの柱で活動を展開している。

1. 福島ひまわり里親プロジェクト
2011年からスタートしたこのプロジェクトは、全国の人々と福島を繋ぐ復興支援の活動で、これまでに約65万人が参加している。ひまわりをテーマにして、地域の復興と絆を深めることを目指している。

2. コミュニティフリッジひまわり
2022年に開始されたこの子育て支援事業は、ひとり親家庭や経済的に困窮している家庭に対する支援を行うもので、無人福祉型子ども食堂を通じて地域の支え合いを促進している。

3. お互いさまチケット
「困ったときはお互いさま」という理念を実現するために、お互いを支え合うチケットの普及に尽力している。この取り組みを通じて、地域のつながりを深め、誰もが助け合える社会を目指している。

受賞の背景



今年度は全国から33件の応募があり、厳正な審査を経て、10団体と個人3名が選ばれた中での受賞だった。この栄誉は、多くの支援と応援を受けてきた結果であり、今後も地域貢献を続けていくことをチームとして強く誓った。特に、地域の方々が持っている思いを形にして、「お互いさまの街ふくしま」を実現するために取り組むことが重要であると、半田氏は語る。

今後の展望



「For next」(次世代のために)という理念をもとに、チームふくしまは今後も思いやりあふれる社会づくりに向けた活動を推進していく意向を示している。地域への恩返し、次世代への恩送りという考え方のもと、さらなる発展を目指す。

保健文化賞とは?



保健文化賞は、1950年に厚生労働省などの後援のもと設立された賞で、以来、保健衛生を向上させるために活動する団体や個人を表彰してきた。生活習慣病対策や高齢者福祉、海外での医療支援など、その活動の幅も広く、これまでに752団体、382名の受賞者を出している。今後もこの賞を通じた励ましが、日本の保健衛生の向上に繋がることが期待される。

チームふくしまは、福島県から全国、多くの人々に「お互いさま」の精神を伝え、地域貢献に取り組む姿勢を貫いていく。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
特定非営利活動法人チームふくしま
住所
福島県福島市野田町6-7-8 ツインコートB103
電話番号
024-563-7472

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。