BlueStacksとTwitchの連携が新たなゲーム実況の扉を開く

BlueStacksとTwitchが連携、新しいストリーミング体験を提供

2016年4月7日、アメリカ・カリフォルニア州パロアルトで、モバイルゲームプラットフォームを手がけるBlueStacksが、PC上でモバイルゲームをストリーミングできる新技術を発表しました。この技術により、BlueStacksの1億3000万人のユーザーが、Twitchを活用してゲームプレイの模様をリアルタイムで配信できるようになります。Twitchはすでに170万人のコンテンツ制作者を抱えるプラットフォームで、その多くがPCゲームを楽しんでいます。

BlueStacksのCEO、ロージャン・シャルマ氏は「これは自然な繋がりだ」と述べ、Twitchのプラットフォームが人気のあるミッドコアやRPGゲームのユーザー層をBlueStacksと共有していることを強調しました。これまで、モバイルゲームをストリームするには、タブレット、ウェブカム、配線など多くの機器が必要でしたが、BlueStacksはPCから簡単にストリーミングできる環境を構築しました。

この新しい機能により、モバイルゲームのディベロッパーやパブリッシャーも新たな市場チャンスを得ることができます。Castle Clashの開発企業IGGのSVP、マーク・ザン氏は「私たちのゲームをTwitchで数百万人に届けることができるのは素晴らしい」と語り、SDKの実装についてはゲーム制作に専念したいとしています。

さらに、ストリーミングが容易になることで、ゲームストリーマーのエコシステム全体にも好影響が期待できます。Hearthstoneのトップストリーマー、アレクサンドル・マルシュ氏は「モバイルゲームをストリーミングする際にPCの設定を変更したくない。スムーズにプレイできるのが一番だ」とコメント。彼のようなストリーマーにとって、BlueStacksの新機能は大きな助けとなります。

特に注目すべきは、BlueStacks TVのローンチを記念してTwitchで開催されるモバイル版Hearthstoneのトーナメントです。このイベントはシングル・エリミネーション方式で行われ、優勝者には3000ドルが進呈されます。トーナメントはGlory4Gamersのスポンサーのもとで、PDT午前6時に開始され、BlueStacksIncチャンネル（https://Twitch.tv/BlueStacksInc）で視聴することができます。参加選手はGlory4Gamersによって選ばれた16人です。

BlueStacksはシリコンバレーに本社を構え、北京やデリー、ロンドン、東京、韓国、ホーチミン市にオフィスを展開しています。2011年5月に設立された当社は、これまでに2,700万ドルの資金調達を行い、100人以上の従業員を雇用しています。最初のモバイルゲーミングプラットフォームのバージョンは2012年3月にリリースされました。

BlueStacksとTwitchの連携により、講演者と視聴者がより密接に接続され、モバイルゲーム業界の未来が一層明るいものとなることが期待されます。これからの展開に目が離せません。