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コロナ禍でも夢を持つ力を発信

株式会社ライフクレヨンスタイルが主催する写真展「#101人の人生と101色の夢展」が、全国展開を果たし、さらに書籍化されることが決定しました。このプロジェクトは、2020年にコロナ禍の中でスタートし、数々の困難を乗り越えてきました。多くの方々が「努力しても報われない」と感じている中、写真展はそれに反旗を翻す形で希望のメッセージを届けようとしています。

背景にある社会問題

新型コロナウイルス感染症の影響で、社会は多くの不安に包まれています。そんな中で、一部の若者が「格差社会」に対して抱く不安は深刻です。日本財団の調査によれば、61.6%の若者が「今後格差は拡大する」と考え、37.1%が「格差是正を可能だと思わない」と回答しています。このような状況に、ライフクレヨンスタイルは危機感を覚え、何かできることはないかと考えました。

「#101人の人生と101色の夢展」は、そんな意志を形にしたものです。このプロジェクトでは、0歳から100歳の方々を対象にインタビューと撮影を行い、それぞれの夢と想いを集めました。「何歳からでも夢を見られる」というメッセージは、誰もが関心を寄せるテーマであり、多くの人の心に響きました。

初めての開催と反響

2020年11月、ついに写真展が開催されます。この時期は新型コロナウイルスの感染が懸念される中、主催者側は万全の体制での開催を心掛けましたが、来場者は2日間で200人を超えました。また、ネットでの情報を見て遠方から駆けつけた来場者も多く、予想を上回る反響がありました。この体験を通じて、主催者は「本にしてほしい」「私たちの街でも開催したい」との声が寄せられたことから、全国展開と書籍化を決意しました。

クラウドファンディングと今後の展開

今年4月、書籍化が決まるとともに、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で出版資金の募集を開始しました。わずか2週間で目標金額を達成し、支援者からは多くの応援メッセージが寄せられています。この書籍は、希望する全国の小・中・高校、図書館、教育関連施設に寄贈される予定です。

次回の展覧会も、愛知県の刈谷市や豊田市など、全国各地での開催を計画しており、今後も多くの人々に夢を持つことの大切さを伝えていくとしています。社長の竹内氏は、「コロナで社会不安が増幅されている中、このプロジェクトが『何歳になっても夢を持ち続けたい』という願いを持つ人への応援メッセージになれば」と語り、全国の学校への書籍寄贈への意欲を示しました。

このように、「#101人の人生と101色の夢展」は、希望の象徴となりつつあります。夢を持ったり、追い続けることの重要性を皆で再認識し、今後の活動に期待が寄せられています。

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