シコメルフードテックが新たな一歩を踏み出す
株式会社シコメルフードテックは、飲食店の効率化を図るアプリ「シコメル」を運営しており、このたびシリーズBエクステンションラウンドのファーストクローズを完了し、法人11社と個人投資家15名から総額9.8億円の資金を調達しました。
これにより、同社の累計資金調達金額は25.6億円を超え、さらなる成長を目指しています。資金調達は、2023年9月末のシリーズBクローズを見越して進められているとのことです。
資金調達の目的と今後の展開
今回調達した資金は主に二つの用途に活用される予定です。 第一に、組織体制の強化を図り、経験豊富な人材を確保するためです。これにより、商品開発や営業、IT戦略、ブランド推進、オペレーション、品質管理などの分野での体制を強化します。具体的には、2026年5月までに人員を現行の40名から60名に増やすことを目指しています。
第二に、上場を目指したコーポレートガバナンスを構築するための組織体制を整えることです。経理や人事、情報システムの人材を採用し、上場への準備を進めるとのことです。
投資家からのコメント
資金調達に関わった各投資家から、シコメルフードテックのビジョンに対する期待が寄せられています。例えば、ユニコーンターゲットファンドの安田次郎氏は、飲食業界における人手不足の問題を解決する同社のサービスに確信を持っています。また、株式会社中西製作所の吉田満氏は、同社の成長を支援することができて嬉しいとのコメントを寄せました。このような期待の声は、シコメルフードテックの事業が持つ可能性の大きさを物語っています。
シコメルの革新
シコメルは、飲食店やフード提供事業者から預かったレシピをもとに、味と見た目を忠実に再現した仕込み済み商品を食品工場で製造するサービスを提供しています。出来上がった仕込み商品はアプリを通じてワンストップで発注が可能で、飲食業界の生産性向上とメニューの多様化をサポートします。特に、既存顧客の展開許可を取得した商品や、有名店・ミシュランシェフ監修のアイテムも取り扱う「シコメルストア」は注目のサービスです。
まとめ
シコメルフードテックは、飲食業界の複雑なオペレーション課題を解決するための体制を強化しており、その成長に向けた取り組みには明るい未来が期待されています。今回の資金調達を通じて、同社はさらなる革新を目指し、飲食業界全体に持続可能な価値を提供し続けるでしょう。
詳しい情報については、
シコメルの公式サイトや公式Instagram、公式LINEにアクセスしてください。
会社情報
株式会社シコメルフードテックは2019年に設立。東京都渋谷区に本社を置き、資本金は1億1,856万円です。フードビジネスに関わる全ての人々の可能性を拡げるプラットフォームを目指して、日々挑戦を続けています。