企業経費精算の未来を見据えた「経費MIRAI協議会」の設立

経費MIRAI協議会とは

2023年の経費精算業務のデジタル化に向け、株式会社マネーフォワードと、多くの著名な企業が中心となって「経費MIRAI協議会」が設立されました。経費精算業務は、企業運営の根幹を成す領域であり、改革の必要性が急速に高まっています。この協議会は、経費精算業務に関する実務課題を洗い出し、それに対する解決策の提案を行うことを目的としています。

設立の背景

最近の法制度の改正や働き方の多様化、さらには人手不足という時代背景から、企業の経費精算業務は急速に変化を求められています。もともとは単なるルーチン作業であった経費精算ですが、今や企業の競争力を左右する重要なプロセスになっています。従来の方法では対応しきれない複雑さや速度に対処するために、改革は必須とされています。これらの課題に一致団結して取り組むために、「経費MIRAI協議会」を設立しました。

「経費MIRAI」の意義

経費MIRAIという名称には、制度の近代化や革新、改革、柔軟な対応力、継続的な改善を意味するモチーフが込められています。これにより、時代に合った新しい経費精算業務の枠組みを構築し、企業全体の生産性を向上させるための道筋を示します。具体的には、関係省庁や業界団体との対話を通じて実務と制度のギャップを埋める取り組みを進めていきます。

参加企業とその役割

「経費MIRAI協議会」には、株式会社コンカー、株式会社ビズリーチ、株式会社マネーフォワード、株式会社ラクスといったクラウド型経費精算サービスを提供する企業が名を連ねています。各社の代表者は、経費精算業務の質を向上させるため連携し、現場の声を拾い上げながら実践的な提言を行うことを通じて、日本企業全体の競争力を向上させることを目指しています。

議論と対話の場として

本協議会は、各企業の専門家に加え、制度に関するアドバイザーを招聘し、定期的な会議やワークショップを開催します。意見交換の場を設けることで、「制度と現場実務のギャップ」を埋めるための具体的な方策を討論します。この対話を通じて、制度の改正や新たな働き方に応じた経費精算業務の自動化を推進し、企業の業務DXを加速させていくつもりです。

経費精算の未来を描く

経費MIRAI協議会は、制度と現場の橋渡しをすることで、経費精算業務の未来を共に描く場として機能することを期待しています。各企業が持つ技術や経験、知見を結集し、より良い経費精算の仕組みを確立することで、企業における働き方の変革や生産性向上に貢献していく所存です。これにより、経費精算という日常的な業務が、企業にとってより意味のある戦略的なプロセスへと変化することを期待しています。