姫路のチャペル「エル・ブランシュ」が受賞
姫路市のホテル、ラヴィーナ姫路に佇むチャペル「エル・ブランシュ(白い翼)」が、韓国の国際デザイン賞K-Design Awardのインテリア/建築部門において、最高位のGrand Prizeを獲得しました。この受賞は、デザインと施工を手掛けたKTXアーキラボによるもので、授賞式は2025年10月17日にソウルの五つ星ホテル、シグニエルソウルで行われました。
このプロジェクトは、新郎新婦の特別な記念日をより一層思い出深いものにするために設計されています。特に、チャペルのデザインは「水盤に浮かぶ雲」というコンセプトのもと、全てのラインが曲線で描かれています。雲形の屋根は、支える柱と滑らかに接続されており、天井には設備を配置せず、すっきりとした空間が演出されています。照明や空調の設備は床面に設置され、雲のような空間を美しく保っています。
床面には透明なガラスビーズが使用されており、日差しが差し込むたびに水面のように輝き、新郎新婦の新たな門出を象徴しています。このように、チャペル「エル・ブランシュ」は、ただの結婚式場ではなく、まるで夢の中の景色のような特別な空間です。
授賞式の模様
授賞式にはKTXアーキラボの代表、松本哲哉氏が出席し、その名誉を表彰されました。松本氏は、デザインを通じて人々の心に響く空間を提供することの重要性を語り、他のデザイナーや参加者ともその理念を共有しました。
KTXアーキラボは、K-Design Awardのほかにも、ポーランドのARCHITECTUR & DESIGN COLLECTION AWARDS 2025でも金賞を受賞するなど、国際的な舞台で数々の賞を受けており、その評判は世界に広がっています。松本氏は、「空間設計はビジネスツールであるべき」とし、クライアントとの連携を重視したデザイン哲学について強調しました。
空間設計の価値
松本氏は、「私たちが創り出す空間は、最終的にクライアントが利益を上げるためのツールであることを常に考えています。これを実現するには、強いインパクトが必要です」と述べています。そのインパクトが、顧客の潜在意識に働きかけ、正しいメッセージを届ける「鍵」となるのです。このような鍵をどのように設計し、どのようなメッセージを伝えるかは、クライアントとの密な連絡の中で探求しています。
KTXアーキラボは、住宅から商業施設まで多様な空間を設計しており、そのデザインはしばしば他のデザイン賞でも話題になります。今後もその活躍が期待されるKTXアーキラボと「エル・ブランシュ」から目が離せません。
会社情報
- - 社名: 株式会社KTXアーキラボ
- - 本社: 兵庫県姫路市船丘町298-2 日新ビル2F
- - 東京オフィス: 東京都港区南麻布3-4-5 エスセナーリオ南麻布002
- - 代表取締役: 松本哲哉
- - 企業ページ: KTXアーキラボ
「エル・ブランシュ」のデザインは、これからも多くの人々に愛されることでしょう。