坂本龍一氏ら参加!被災地支援プロジェクトに新たな作品が加わる
東日本大地震からの復興支援を目的とした参加型プロジェクト「kizunaworld.org」が、新たなチャリティ作品を発表しました。坂本龍一氏と平野友康氏が発起人となり、多くのアーティストの協力を得て、被災地の長期的な支援を目的として活動しています。
今回の第4弾では、国内外のアーティスト5名から計4作品が提供されました。
追加された作品
dropping wings: オーストリアの音楽家、クリスチャン・フェネス氏による、ウィーンで書き下ろされた楽曲。日本への感謝の思いを込めた作品とのことです。フェネス氏は、独自の音楽性を持ち、ミニマル・テクノからアンビエントまで幅広いジャンルで活躍するアーティストです。
quiet night in Fukushima: 福島県で青春時代を過ごした映画音楽家、大友良英氏による楽曲。震災後初めて福島に帰郷した際の静寂と、現実を突きつけられた思いが込められています。大友氏は、映画音楽のみならず、様々なコラボレーションやワークショップにも積極的に取り組んでいます。
Up Through The Trees: テイラー・デュプリー氏、ステファン・ヴィティエッロ氏、そして坂本龍一氏によるコラボレーション作品。3月に発生した地震、津波、原発事故の被災者への支援を願って制作されました。インプロヴィゼーションを基に、静かで瞑想的な楽曲となっています。デュプリー氏は音響作家として、ヴィティエッロ氏はサウンド・アーティストとして国際的に活躍しています。
decayed: 写真家、田島一成氏によるモノクローム写真作品。枯れかけた花の美しさを捉えた作品です。田島氏は、多くのミュージシャンのポートレートやファッション誌の撮影など幅広く活動する実力派です。
これらの作品は、プロジェクトの公式サイトから購入することができます。
寄付方法の拡充
今回から、海外からの支援者の要望に応え、日本円に加え、米ドルでの寄付も可能になりました。より多くの人々が参加しやすくなったと言えるでしょう。
寄付金の使途
集まった寄付金は、医療、子ども、食料、住宅、エネルギーという5つのテーマに沿って、選定された団体に寄付されます。寄付金の使途は、公式サイトで随時報告される予定です。
プロジェクトの継続
「kizunaworld.org」は、今後も継続して被災地支援活動を続けることを表明しています。アーティストたちの力と、世界中からの支援によって、被災地の復興への道が少しでも拓かれることを願っています。
関連情報
kizunaworld.org公式サイト: http://kizunaworld.org/
kizunaworld.org公式ツイッター:
@kizuna_w
このプロジェクトは、音楽、写真、そして人々の思いが一つとなり、被災地への支援を継続するという、重要なメッセージを伝えています。