化学の甲子園、開幕
2025-07-01 13:33:11

全国から集う高校生たちの化学の祭典、第20回高校化学グランドコンテスト開催

第20回高校化学グランドコンテストが開催



「第20回高校化学グランドコンテスト」が、東京の芝浦工業大学で開催されます。この大会は「化学の甲子園」として知られ、高校生たちの化学研究に対する情熱を発揮する重要な場と位置づけられています。エントリーは2025年度の開催に向けて、7月1日からスタートし、8月25日まで受け付けられます。

本コンテストは、2004年に大阪市立大学を中心に始まり、今年で20回目を迎えています。昨年度は、100チーム以上の応募があり、最終的には約900名の生徒が参加。台湾やシンガポールの高校からも生徒が訪れ、国際的なイベントへと成長を遂げました。

昨年のグランドアワードを受賞したのは、長野県の飯山高校の自然科学部MBR班と、宮城県の仙台第三高等学校の自然科学部化学班。彼らはそれぞれの研究成果を活かし、台湾とシンガポールで行われる国際サイエンスフェアに派遣されました。今年も同様のサポートが予定されており、優秀なチームには交通費補助も提供されます。

審査員と特別講演



審査には、名古屋大学名誉教授で日本学士院会員の巽和行氏をはじめとした、著名な化学者たちが参加します。また、特別講演には東京大学特別教授で光触媒研究の権威である堂免一成氏が登壇し、最新の研究動向について講演を行います。これにより、参加者は理論と経験的な知識を得る貴重な機会となるでしょう。

スケジュールとエントリー方法



今年のコンテストの重要な日程は以下の通りです:

  • - エントリー受付:7月1日~8月25日
  • - 研究相談・サポート:7月1日~8月25日
  • - 研究要旨提出締切:8月25日
  • - 最終選考会出場チーム発表:8月下旬
  • - 発表カテゴリー発表:9月下旬
  • - 最終選考会:10月25日・26日

高校生が心の底から化学について熱く語るこのコンテストは、将来の科学者を育てる重要なステージです。芝浦工業大学は、学生と高校生の研究相談のためのサポート体制を整え、新たな科学技術の人材を育成することを目指しています。

芝浦工業大学について



芝浦工業大学は、東京都江東区に位置する国際的な教育機関として知られています。工学部、システム理工学部、デザイン工学部、建築学部からなる多彩な学部構成を持ち、約9500名の学生が在籍し活発な研究活動を行っています。創立100周年を迎える2027年には、アジアの工科系大学のトップ10を目指すことを宣言しており、教育、研究、社会への貢献をさらに推進していく意向を示しています。

高校生たちが未来の科学を切り開く場として、ぜひこの機会を活用し、新たな発見に挑戦してほしいと思います。次世代を担う若き才能の交流と成長を期待しましょう。


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