新たなドライビング体験を提供する『ザ・マガリガワ・クラブ』
2023年8月、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドにより開業された『ザ・マガリガワ・クラブ』は、アジア初の会員制ドライビングクラブです。この施設は、世界屈指の曲川を背景にした3.5キロのドライビングコースを有するだけでなく、リゾートホテルのような広々としたクラブハウスを完備しており、ドライバーとその同伴者全員が楽しめる設計が施されています。
ステンドグラスの魅力
クラブハウス内に佇むステンドグラスは特に注目で、アーティスト森勉氏が手掛けた『龍』と『鳳凰』の2つの作品が配置されています。両作品はそれぞれ大きなサイズで、男性スパ施設内には『龍』が横約6メートル、縦約2.2メートル、女性スパ施設内には『鳳凰』が横約4メートル、縦約3.5メートルの存在感を放っています。南房総の自然とエンジン音が融合するこの空間では、極上の癒しが感じられます。
森勉氏の背景
森勉氏は、日本を代表するアーティストであり、世界的ファッションデザイナー森英恵氏の孫でもあります。アメリカでグラフィック・デザインを学び、現在も国内外で個展を開催するなど、多岐にわたり活動しています。彼のデザインはステンドグラスと密接に結びついており、多くのプロジェクトでエージー・クルーと協力してきました。
ステンドグラスの制作過程
今回のステンドグラスは、森氏の原画を基に制作されています。特に、彼は作品の色合いや透過性に賢明なこだわりを持っており、ステンドグラスならではの技術を駆使し、グラデーションと立体感が巧みに盛り込まれています。制作には7ヶ月以上の時間をかけ、緻密な打ち合わせを行って完成がなされました。
作品詳細
- - 『龍』は、顔に凹凸感のあるガラスを使用し、鱗は濃淡のあるガラスによって壮厳さを表現。山頂から裾野へのグラデーションは視覚的な透過率を意識しています。
- - 『鳳凰』は、ドイツのランベルツ社製アンティークガラスを使用し、赤と青の有機的な表現が特徴です。尾羽は色とりどりのガラスを使用して、華やかさと気品を併せ持つ仕上がりとなっています。
施設の詳細
『ザ・マガリガワ・クラブ』の設計は株式会社16Aが手掛け、施工は前田建設工業が担当しています。施設内のアートが、訪れる人々に新たなリゾート体験をもたらしてくれることでしょう。
この特別なドライビングクラブで、至福の時を過ごしてはいかがでしょうか。美しいステンドグラスを眺めながら、南房総の大自然を満喫できます。皆様の訪問を心よりお待ちしております。