Ippu Senkinの新たな挑戦
株式会社Ippu Senkinは、2023年10月から完全なオンプレミス型の生成AI議事録ソリューションを本格的に提供開始しました。このサービスは、オフライン環境で動くgpt-oss-120bという高度な大規模言語モデルを活用しており、外部APIやクラウドサービスを一切使用せず、企業の内部ネットワーク内で完結する仕組みになっています。これにより、機密性の高い会議内容を外部に漏らすことなく、自動で高い精度の議事録を作成することが可能です。
背景と課題
今日、企業が抱える会議の議事録作成は多大な工数を要し、特に金融機関や医療機関、インフラ系の企業では、その業務の複雑さからAIによる議事録サービスの導入が進みにくい状況にあります。これらの業界では、機密情報や個人データが頻繁に扱われるため、外部クラウドに記録を保存することができないという制限があります。また、既存のクラウド型AI議事録サービスでは、情報漏洩や専門用語の誤認識、利用コストの問題が発生しやすいのが現実です。
そのため、Ippu Senkinの新しいソリューションは、これらの課題を解決するために設計されました。このオンプレミス型システムを用いることで、ユーザーは社内ネットワークから直接議事録作成アプリケーションにアクセスし、音声ファイルをアップロードするだけで高精度な議事録を生成できます。
システムの特徴
1.
情報漏洩リスクの最小化:このソリューションはオンプレミスで構築されており、外部接続がなく、情報の流出リスクが極めて低いため、機密情報を安全に取り扱えます。
2.
コストの優位性:一般的なクラウドサービスではAPI料金が発生しますが、Ippu Senkinのソリューションでは初期導入費用だけで、使用制限なくAIを使うことが可能です。長期的にコスト削減に寄与します。
3.
柔軟な対応が可能:業界特有の専門用語の登録や議事録のフォーマットのカスタマイズが可能で、自社の要件に合わせた最適な議事録を作成できます。
4.
高性能PCによる高速処理:専用の高性能GPUを搭載したPCを使用することで、処理速度と精度が大幅に向上し、実務に即した議事録を迅速に提供します。
このシステムが導入された結果、手動で行っていたこれまでの議事録作成業務の工数を大幅に削減し、付加価値の高い業務にリソースを振り分けることが可能になりました。
想定される活用シーン
このソリューションは、金融機関をはじめとする多様な業界での活用が期待されています。例えば、金融機関では経営会議や取締役会の議事録を安全に管理することが求められ、製薬業界や医療機関でも個人情報や機密情報を保護しながら効果的な議事録作成が可能です。また、自治体や官公庁でも、記録性が高く求められる会議の議事録に利用されています。
既に複数の金融機関で導入されており、「業務効率が向上し、企業が本来の業務に集中できる環境が整った」といった評価を得ています。
今後の展望
Ippu Senkinは、今後もこの議事録ソリューションのさらなる機能拡張を計画しています。具体的には処理精度の向上や過去の会議内容検索機能の強化、AIによる次のアクションの提案など、様々な機能追加を検討しています。また、今後も最新のAIモデルへの対応を継続し、金融業界以外の様々な分野への展開を目指しています。
Ippu Senkinは、クライアントの業務プロセスを支援するために、AIを使った高度なサービスを提供し続け、企業のビジネスの効率化に貢献します。