日本JCとカインズが災害時の物資供給協力を締結しました

日本JCとカインズが築く「災害時の支援ネットワーク」

公益社団法人日本青年会議所（通称：日本JC）と株式会社カインズは、災害時における生活物資の供給に関する協定を2025年11月28日に締結しました。この取り組みは、我々が経験する災害の多様化に伴い、迅速かつ的確な支援を提供するための重要な一歩です。

協定の背景と目的

近年、地震や大雨などの自然災害が頻発しています。日本JCは、全国の青年会議所と連携し、数々の大規模災害において支援活動を行ってきました。例えば、2024年の能登半島地震、2025年の岩手県大船渡市の林野火災、さらに同年の九州大雨災害において、現地のニーズを早期に把握し、必要な支援を行っています。

このような背景の中で、「災害時における生活物資の供給協力に関する協定」は、日本JCが被災地のニーズを把握し、カインズがそのニーズに応じて物資を供給するという連携体制を築くことを目的としています。カインズは、29都道府県に262店舗を展開し、物流拠点を持つため、効率的な物資供給が期待できます。

具体的な取り組み

協定締結式には、カインズのくみまち推進統括部部長・大西健太郎氏と日本JCの会頭・外口真大氏が出席し、具体的な支援内容について話し合いました。災害発生時、まず日本JCが現地のニーズを把握し、それをもとにカインズへ必要な物資の要請を行います。カインズは、近隣の店舗や物流拠点から、必要な商品を迅速に供給する体制を整えます。

このように、両者が連携することで、被災地への物資供給手段が拡大され、状況に応じた柔軟で迅速な支援が可能となります。

今後の展望

日本JCは、今後も防災・減災に向けたさまざまな取り組みを推進する予定です。「安全で安心な社会」の実現に向け、より多くの人々が安心して暮らせる環境づくりを目指します。災害時における連携や支援は、単なる物資供給にとどまらず、人と人との連帯を深める重要な機会でもあります。

我々は、この協定を最大限に活かし、さらなる改善と進化を重ねていく所存です。カインズは「くらしDIY」をブランドコンセプトに掲げ、日常生活の向上に利用できる商品やサービスを提供しており、その理念と日本JCの活動が重なり合うことで、より多くの人々に希望をもたらすことができると信じています。