業界初！障がい者雇用を支援するサテライトオフィスの取り組み

障がい者雇用支援サービスの新たな挑戦

名古屋市を拠点に置く株式会社アルファプランニングは、2018年3月から業界初の障がい者雇用サポート事業「アルファスマイル」を展開しています。この取り組みは、障がい者を雇用したい企業と、働きたい障がい者をつなぐための新しいサービスとして、多くの企業に注目されているのです。

障がい者雇用の現実と課題

近年、企業における障がい者雇用の重要性が高まる中、実際には多くの企業がこの分野で苦戦しています。国は2018年4月より企業の障がい者雇用率を2.2％に引き上げましたが、未だ多くの企業はこの目標を達成できていない状態です。この背景には、障がい者雇用に関する知識不足や適切な採用方法が分からない、業務を委ねられる範囲が限定的であるといった様々な課題が存在します。

アルファスマイルの取り組み

アルファスマイルは、これらの課題を軽減することを目的に開発されました。具体的には企業が障がい者に任せる業務を柔軟に切り出せるシステムを提供しています。企業は、自社の業務内容を明確にし、障がい者がどのようにその業務を遂行できるかを見極めることで、雇用の定着につなげることが期待されます。

サポートの枠組み

本サービスでは、企業が障がい者に任せたい業務と、アルファスマイルが提供する業務を組み合わせることで、より多様な業務が可能になります。また、障がい者が持つスキルを活かしつつ職場の環境を整えていくことも重視されており、将来的には企業のオフィス内での就労ができるステップアップを目指しています。

今後の展望

神田孝謙代表は、「2020年までに愛知県で100名の障がい者雇用を創出する」という強い意志を持っています。アルファスマイルのサービスを通じて、障がい者雇用の正しい理解を広めるとともに、企業への支援を行うことで、相互にメリットのある関係を構築していくことが狙いです。

株式会社アルファプランニングは、今後もさらなるサービスの拡充を図り、障がい者雇用の新たな仕組みを創出していくことでしょう。企業が抱える障がい者雇用の問題を解決し、より多くの人々に働く場を提供するその姿勢は、社会全体にプラスの影響を与えると期待されています。