金継ぎで支援
2022-01-07 11:00:11

伝統技術「金継ぎ」でレストラン・ホテルを支援する取り組み

持続可能な飲食業界へ向けた新たな一歩



日本の伝統技術が、アフターコロナの飲食業界を支援する画期的な取り組みが始まりました。京橋白木株式会社は、業務用陶磁器の「金継ぎ」を無償で提供し、ユーザーのニーズに応えることで、持続可能な循環をもたらすことを目指しています。

金継ぎによる器の再生の意義



従来、陶磁器にワレやカケが生じると、それが廃棄されるのが一般的でした。しかし、「金継ぎ」と呼ばれる技法を用いることで、破損した器を美しく再生することが可能になります。この技術では、漆や小麦粉といったオーガニックな素材を使って割れた部分を接着し、その後、金粉で装飾を施します。これにより、美観と実用性の両方を兼ね備えた新たな価値を提供することができます。

リユースによるSDGsへの貢献



この取り組みは、単に美しさを追求するものではなく、飲食業界全体のサーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進にもつながります。企業や店舗が「金継ぎ」によってリユースに取り組むことで、通常は廃棄されていた陶磁器が新たな命を吹き込まれ、環境への配慮が顕在化するのです。これにより、SDGsの指標12「つくる責任・つかう責任」への取り組みも視覚化され、地球環境への意識を高めることが期待されます。

京橋白木の今後の展望



京橋白木は、東京都中央区を拠点に飲食店3000店舗以上と取引のある専門商社であり、これぞ現代の「もったいない精神」を再問い直し、飲食業でのサステナブルな未来を支援する役割を担っています。今回の無償提供は一回限りの施策ですが、今後はSDGs指標12に賛同するレストランやホテルと協力して、金継ぎを広めていく方針です。初年度では、100社の参加を見込んでおり、持続可能な輪を広げるべく、積極的に活動を進めていく予定です。

応募と参加方法



この取り組みに参加したい事業者は、公式Instagram(@utsuwa_omusubi)を通じて応募できます。応募期間は2022年1月10日から2月1日までとなり、応募多数の場合は抽選が行われます。SDGsへの取り組みを強化したいと思う事業者には、刺激的かつ前向きな機会と言えるでしょう。

まとめ



「金継ぎ」という日本の伝統技術を用いて、破損した陶磁器を再生し、新たな価値を生み出す取り組みは、飲食業界における経済的・環境的課題を同時に解決する可能性を秘めています。京橋白木の挑戦が、他の企業や店舗にも影響を与え、持続可能な未来への道を切り開くことを期待しています。

会社情報

会社名
京橋白木株式会社
住所
八丁堀2-21-12京橋白木屋ビル
電話番号
03-5636-9880

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