コクヨデザインアワード2026が始動
コクヨ株式会社は、2023年7月25日より「コクヨデザインアワード2026」のエントリー受付を開始します。この国際的なプロダクトデザインコンペティションは、デザイナーを支援し、共創の場を提供することを目的としており、今回で23回目を迎えます。毎年特定のテーマを掲げ、優れたデザインを募る本コンペティションは、日本国内外の多くのデザイナーが参加し、現代社会のニーズに応える作品を生み出してきました。
「波紋」というテーマの背景
2026年のコンペティションでは、“波紋/HAMONDesign that Resonates”がテーマとして設定されます。このコンセプトは、個人の体験から生まれたアイデアが他者に共鳴し、社会全体に広がっていく様子を示しています。デザインとは、実際の体験を掘り下げ、多角的に検討することで、新しい未来のスタンダードを描くことができる力を秘めています。そのため、今回の募集では、参加者が自らのユニークな視点から社会の課題に対する解決策を提案することが求められています。
NEW GENERATION賞の新設
特に注目すべきは、「NEW GENERATION賞」の新設です。この賞は、学生を対象にした特別な部門で、固定観念にとらわれない革新的なアイデアや挑戦的な提案を奨励することを目的としています。最大10点の優れた作品が選出される予定であり、次世代に期待を寄せる良い機会となるでしょう。
募集要項
- - テーマ: 波紋/HAMONDesign that Resonates
- - 応募対象: 働く、学ぶ、暮らすシーンで使用される文具・家具・道具全般
- - 募集期間: 2025年7月25日(金)~2025年10月8日(水)
- - 審査員: 著名なデザイナーやクリエイターが集結し、評価が行われます(五十音順):
- 木住野 彰悟(アートディレクター)
- 田村 奈穂(デザイナー)
- 森永 邦彦(デザイナー)
- 柳原 照弘(デザイナー)
- 吉泉 聡(デザイナー)
- 黒田 英邦(コクヨ社長)
賞と副賞について
- - グランプリ: 1点(副賞200万円)
- - 優秀賞: 3点(副賞50万円)
- - NEW GENERATION賞: 最大10点(副賞3万円)
※賞金受取の際には、源泉税などが控除されます。
審査基準
評価のポイントは、個々の視点から生まれた独自のアイデア、社会課題へのアプローチ、製品化の可能性です。
審査発表と募集説明会
2026年3月14日(土)に審査結果が発表され、7月25日からはオンラインで説明会も開催されます。詳細は、公式YouTubeチャンネルやSNSでも配信される予定です。
総括
コクヨデザインアワード2026は、デザインを通じて未来のワークとライフをどう豊かにするかを考える絶好のチャンスです。応募者の皆さんには、自分だけの体験を大切にし、新たな波紋を社会に広げるようなアイデアを期待しています。