大規模企業向けSIEM導入の課題と効率的なログ管理法
今後のサイバーセキュリティ対策において、SIEM(セキュリティ情報イベント管理)の重要性が高まっています。企業のデジタル化が進展する中、サイバー攻撃は年々増加しており、適切なログ管理が求められています。本記事では、マジセミ株式会社が主催するウェビナーについて詳しく解説します。
セミナー概要
このウェビナーは、従業員数が1,000人以上の大企業や組織の情報システム部門及びセキュリティ担当者を対象としています。参加目的は、競合他社からの情報収集ではなく、自社のセキュリティ強化です。事務局から参加が制限される場合があるため、注意が必要です。
デジタル化とサイバー攻撃
デジタル化が進む現代企業では、サイバー攻撃も高度化しています。企業は「攻撃を完全に防ぐ」ことが難しいと理解し、被害を最小限に抑えるための対策を講じる必要があります。その中で、ログ管理は非常に重要な役割を果たします。ログはシステム障害の原因究明や、情報漏えい防止に直接結びつき、セキュリティ体制を支える要素となります。実際、大規模組織では統合ログ管理ツールの導入が進み、堅固な体制を構築しています。
SIEMの現状と課題
しかしながら、SIEM導入が進む中で、送信されるセキュリティイベントの中で分析に有効なデータはわずか30%程度という現実があります。これは、不要なデータが運用コストや負担を増していることを示しています。また、大規模組織特有の課題として「ログの取りこぼし」が挙げられます。複数の拠点や顧客環境でのログ収集は容易ではなく、設定ミスや運用の不全により、必要な情報が得られないケースが多々あるのです。
取りこぼし問題の具体例
たとえば、ログサーバーが不全になると、その復旧までに時間がかかり、業務に大きな影響を及ぼすこともあります。また、ログが複数の場所に分散し、一元管理が困難な状況も頻繁に見られます。こうした問題は、運用コストの増加や原因究明の遅延を招くため、効率的なログ管理の仕組みが求められます。
効果的なログ基盤の提案
このウェビナーでは、サイバー攻撃に対抗するため、どのように多様なログを最適に管理するかが解説されます。特に、分散したログの一元管理の難しさや、ログ処理のパンクによる予期せぬシステム停止といった問題を整理します。それらの課題に対して、コスト最適化を図りながらも高速処理を実現するログ基盤の必要性が強調されるでしょう。
例として、「syslog-ng Store Box(SSB)」の導入が挙げられます。この製品は、最大10万EPSの高速処理性能と暗号化機能を備えたオールインアプライアンスを実現しており、容易な導入が可能です。ログを中央管理することで、セキュリティ運用の強化を果たした事例も紹介されます。
参加呼びかけ
「サイバー攻撃の原因を特定したい」「ログがバラバラで管理が難しい」「SIEMの運用を最適化したい」という方は、ぜひこのウェビナーに参加してみてください。専門家による解説を通じて、実践的な知識や手法を学び、自社のセキュリティを強化する一助となるでしょう。
まとめ
今後もマジセミ株式会社は、「参加者の役に立つ」セミナーを定期開催する予定です。過去のセミナー資料や他の開催予定については、公式サイトもご覧ください。
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マジセミ株式会社
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