マクニカとiDが共同開発したSPEカメラの魅力
株式会社マクニカと株式会社iDが共同開発した「SPEカメラ」は、1対のツイストペアケーブルを使用して高速なデータ通信と電力供給を実現する新しい技術です。この技術により、従来の産業用カメラに見られる複雑な配線や設置スペースの制限を克服し、IoT(Internet of Things)やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するツールとして期待されています。
開発の背景
近年、製造業においてはスマートファクトリーやIIoTの実現に向けた取り組みが進行しています。特に、様々な機器からのデータ収集とその活用が求められているのですが、従来のEthernetシステムではケーブルが太く、設置が難しいという問題がありました。また、電源の供給のために別途ケーブルが必要になることは、コストと手間を増やす大きな障害となっていました。
このような背景の中、マクニカとiDはSPEに注目し、カメラの課題を解決する手段を見出しました。SPE技術を活用したカメラは、通信と電源供給を一本の細いケーブルで行えるため、狭い場所への設置や移動体への搭載が可能です。
SPEカメラの特長
「SPEカメラ」は以下の特長を持っています:
- - 超小型コネクターと軽量設計:スペースを大幅に削減し、設置の自由度を向上させています。
- - 電源ケーブル不要:1本のケーブルでデータ通信と給電を同時に実施できるのが大きな利点です。
- - 長距離映像伝送:最大140mまでの長距離での映像の伝送が可能です。
- - AIによるリアルタイム処理:カメラにはSoC(System on Chip)が搭載されており、リアルタイムで人や物体の識別ができるAI画像処理技術が実装されています。
これにより、工場やビル、さらには家庭内でも効率的なデジタル監視が実現され、自動化の流れに貢献できるのです。
今後の見通し
マクニカとiDは、SPEカメラの開発を通じて、製造業のDXや社会インフラの高度化に寄与していく構えです。今後は、顧客ニーズに応じてカスタマイズを行い、SPEを利用した製品のラインナップを拡充させる方針です。さらに、パートナー企業との連携を深め、SPEエコシステムの構築を推進していく計画です。
このように、マクニカとiDの「SPEカメラ」は、単なる監視機能ではなく、産業の未来を切り開く重要な技術となることでしょう。これからの展開に、目が離せません。
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会社紹介
- - 株式会社マクニカは、半導体、サイバーセキュリティを基盤に、AI、IoT、自動運転などの先端技術に取り組んでっています。グローバルに93拠点を持ち、50年以上の歴史を蓄積した実績があります。
- - 株式会社iDは、最先端のネットワーク技術の研究開発に注力しており、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い技術を提供しています。