株式会社MJが神戸市と連携、保育ICTラボ事業を開始

株式会社MJ、神戸市と連携し保育ICTラボ事業を本格始動

株式会社MJ（本社：大阪市西区、代表取締役社長：藤田将）は、神戸市、および社会福祉法人みかり会との連携により、2025年度より「ICTラボ事業」を本格的にスタートします。この取り組みは、神戸市の先進的な保育ICT環境を活用し、MJが持つ保育DX（デジタルトランスフォーメーション）の知見や技術を駆使して、全国的なモデルとなるICT実証拠点を構築することを目的としています。さらに、人材育成や普及ネットワークの形成を三位一体で推進していきます。

ICTラボ事業の背景と目的

神戸市では、これまでに全公立園へのICT導入を段階的に進めてきた経緯があり、私立園も含めたICT実態調査を行うなど、全国でも屈指の保育DX先進自治体とし
ての地位を確立しています。そのような素地がある中で、本事業では以下の3つの柱を基に、持続可能で再現性のあるICT活用モデルの構築と社会実装を進めていきます。

1. 先端的な保育ICTのショーケース化

具体的には、登降園管理や保育ドキュメンテーション、AIによる写真管理、キャッシュレス決済、子どもの位置情報管理、給付システムなど、先進的なICT技術を実際の保育現場で見せる体験拠点を整備します。特にモデル園であるみかり会を中心に、他の施設にも展開し、標準モデルの可視化とデータの蓄積を目指します。

2. ICTに関する相談窓口・人材育成

現場の職員や管理者を対象に、ICT導入に関する相談対応や実務支援を実施します。また、学生や若手保育者を対象に、ICTを体験・理解するための実践プログラム（施設見学や体験型研修など）も行います。これにより、ICTに強い人材の育成を促進します。

3. ネットワーク形成・普及啓発

行政、民間および保育施設関係者が課題やノウハウを共有できる場を設け、オープンな学びの場を通じて地域内外への普及・標準化を意識したネットワーク形成と全国展開を目指します。

今後の展開

ICTラボ事業は単年度の試行的取り組みではなく、神戸市の複数の施策と連携しながら年を通して段階的に実施・拡張する計画があります。そしてその一環として、社会福祉法人みかり会をモデル園とした見学会の開催が決定しました。各施設ごとに内容は異なりますが、園見学と説明会が実施される予定ですので、参加希望者はぜひ都合の良い日時にご参加ください。

【こども家庭庁保育ICTラボ in 神戸市 ICT公開保育「未来の保育現場を見に行こう！」】

- 10月14日（火） 13:00～15:00 小規模保育事業心の森
- 10月24日（金） 9:00～12:00 幼保連携型認定こども園上高丸
- 10月29日（水） 13:00～15:00 サテライト型小規模保育事業多夢の森
- 11月1日（土） 13:00～15:00 サテライト型小規模保育事業夢の森・上高丸
- 12月6日（土） 13:00～16:00 幼保連携型認定こども園夢の森
- 12月20日（土） 13:00～16:00 幼保連携型認定こども園彩の森
- 12月25日（木） 9:00～12:00（仮）幼保連携型認定こども園多夢の森
- 1月14日（水） 9:00～12:00 幼保連携型認定こども園心の森
- 2月7日（土） 13:00～16:00 幼保連携型認定こども園花の森

（申し込みは保育ICTラボ特設サイトの「イベント情報」ページから可能です。定員制のためお早めに！）

株式会社MJの代表取締役、藤田将は「保育におけるICT活用は単なる作業効率化に留まらず、現場の価値を高める基盤です。神戸市と共に現場や自治体、未来の保育者を繋ぎ、意味のある保育DXの実証モデルを全国へ提供していきます」と語ります。

株式会社MJの概要

株式会社MJは、保育及び教育分野を中心としてICTソリューションの企画・開発及び運用支援を行う専門企業です。保育業務に特化した支援システム「Brain」、安全見守りソリューション「Brain-Beacon」、キャッシュレス決済システム「B-wallet」、予約管理システム「Brain-Reserve」など、保育現場のニーズにお応えするDXサービスを自社開発・提供しています。さらに、こども家庭庁や各自治体との連携を通じて、保育施設へのICT導入支援や人材育成モデルの構築にも力を入れています。地域のICT格差を解消し、“意味あるDX”を実現するための事業展開を目指しています。