2024年クリスマスいちご選手権で最高金賞に輝いた『べにたま -X-』
2024年12月10日、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会主催の「クリスマスいちご選手権」が開催された。この選手権は、毎年クリスマスシーズンに最も美味しいいちごを決めるイベントであり、今年は全国から63品が参加した。
その中で栄えある最高金賞に選ばれたのは、埼玉県本庄市の久米原農園が生産する『べにたま -X-』だった。評価員たちが食味を非公開で審査し、その結果として選ばれたこのいちごは、見た目の美しさとともに、その味わいの深さが特徴だ。
審査員の印象
審査員の野菜ソムリエプロである田林弘子さんや宮地香子さんは、『べにたま -X-』の甘みや香り、そして食感の良さを絶賛した。「丸みのあるフォルムが美しく、甘さと香りが素晴らしい」「とろけるような食感が味わいを引き立て、フルーツとしての魅力があふれていた」といったコメントが寄せられ、特に生食に適しているとの評価が多かった。
農家のこだわり
このいちごを栽培する久米原農園の8代目である美幸さんは「高設栽培を導入し、味を重視した栽培管理に努めています。程よい酸味と甘味のバランスが絶妙です」と述べ、品質向上に向けた努力を語った。また、彼女は新種の『べにたま』の魅力を伝えるため、Instagramを活用して消費者への情報発信も行っている。
他の入賞作品
今年の選手権では、金賞を受賞した品々も素晴らしい。埼玉県加須市の水野農園の「完熟朝採りあまりん」、同じく加須市のJAほくさい北川辺いちご部の「べにたま」などが人気を集め、埼玉県が2年連続で最高金賞を受賞する中、北海道浦河町のうらかわ菅農園の「おいCベリー」が銀賞を受賞している。これらのいちごはそれぞれ特徴ある味わいを持ち、評価員たちから高く評価された。
飲食業界への影響
クリスマスいちご選手権の受賞は単なる栄誉に留まらず、販路拡大や認知度向上に直結する。生産者たちにとって、このような評価を得ることでさらなる挑戦を続ける勇気を与える。特に、消費者にとっては、質の高いフルーツを選ぶ際の指標としても利用される。
自宅での楽しみ方
『べにたま -X-』は、そのまま食べるのが一番の楽しみ方だが、デザートやサラダ、ソースなどのアレンジにも適している。特に、クリスマスシーズンには、特別なデザートの一部として飾り付けると、食卓が華やかになること間違いなしだ。これからの季節、ぜひこの至極のいちごを味わってみてはいかがだろうか。
結論
埼玉県本庄市から登場した『べにたま -X-』は、その甘みと香り、そして生産者の情熱によって最高金賞を獲得した。今後も生産者たちの挑戦と、日本のいちごの素晴らしさが引き続き広がることを期待したい。