生成AIで顧客体験を革新するAI CROSS株式会社の挑戦
2024年12月初旬、AI CROSS株式会社が一大プロジェクトをスタートしました。東京都港区に本社を置くこの企業は、OpenAIが開発した生成AIツール「ChatGPT」を駆使して、顧客のニーズに応じた商品開発と提案を強化していく方針を示しています。
生成AIが実現する新しい提案力
AI CROSSは、ChatGPTの導入により、企業が抱える課題の深い理解を目指します。具体的には、顧客の利用状況や業界特有のニーズ、さらには営業担当者の豊富な経験を基に、新たな価値を提供する取り組みを進める予定です。これにより、企業の成長を支援するための最適な提案を行うことが可能となります。たとえば、業界特有の課題に対する解決策や、成長戦略に向けて新たな視点を提示するなど、企業の成長に寄与することを目指します。
実践する生成AIの具体的なユースケース
特に注目されるのが、「絶対リーチ!SMS」や「絶対リーチ!RCS」といった事業においての生成AIの導入です。これにより、迅速かつ効率的な商品開発が進むことで、顧客が求める多様なニーズに素早く対応できる結果が期待されます。
未来を見据えたノーコードAIツールの活用
AI CROSSは、ノーコードAIツール「DeepPredictor」を活用し、更なる進化を図ろうとしています。このツールを使い、顧客のLTVに基づく解約防止対策や、アップセル・クロスセルの最適化を進めることが目指されます。実際の売上予測を業界別に活用することで、顧客にとって効果的な意思決定を支援する体制を整えています。
成果報酬型BPOサービスの新たな可能性
さらに、成果報酬型BPOサービス「リピカム」にもAI技術が活用され、ターゲティング精度やレコメンド機能が向上しています。これにより、顧客が効果的なマーケティング活動を実現し、ビジネスの成果を最大化することが期待されます。
今後の展望とAI CROSSの姿勢
これらの取り組みを通じて、AI CROSSはお客様に価値あるサービスを提供し続ける意向を示しています。同社は、ブランド力を高め、他社との差別化を図るために不断の努力を続けていく姿勢を持っています。
最後に、代表取締役CEOの原田典子氏も、顧客の成長を共に実現するパートナーを目指して、今後の進展に期待を寄せています。
代表取締役CEO 原田典子の経歴
原田典子氏は慶應義塾大学を卒業後、SAPにてコンサルタントとしてのキャリアをスタートしました。その後、ベンチャー企業に転職し、2000年には米国法人の設立のために渡米。シアトル、サンノゼ、ニューヨークでの10年間、マーケティングや提携業務に多岐にわたって関与します。出産を機に帰国し、2015年にAI CROSSを設立。2019年には東証マザーズに上場を果たしています。2021年からはCVCを立ち上げ、新たなベンチャー支援にも取り組んでいます。
AI CROSS株式会社の基本情報
- - 会社名: AI CROSS株式会社
- - 株式番号: 4476
- - 代表者: 原田典子
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 城山トラストタワー20F
- - 設立: 2015年3月
- - 事業内容: Smart AI Engagement事業
AI CROSSの取り組みによる顧客体験の革新と商品開発の進展が、これからどのように進んでいくのか注目が集まります。