株式会社インボイスが発表した請求書処理業務に関する調査
株式会社インボイスは、請求書処理に関する最新の調査レポートを公表しました。調査は500名の経理担当者を対象に行われ、企業の規模による請求書処理の実態とその課題を詳しく分析しています。このレポートは、「企業規模別に変化する請求書処理業務の実態調査 ~第1回 拠点数編~」として、経理業務に携わる多くの企業にとって非常に有益な情報源となるでしょう。
調査の目的と方法
このレポートの主な目的は、経理担当者が受領する請求書の種類や処理負担についての現状を把握し、その結果を企業の拠点数という観点から分析することです。調査はインターネットリサーチを通じて実施され、特に拠点数が業務に与える影響を重点的に調べました。具体的には、拠点数に応じた請求書の受領枚数や処理の難しさを可視化しています。
調査結果の重要ポイント
請求書受領枚数の傾向
調査結果によると、企業の拠点数が増えるにつれ、受領する請求書の枚数も増加する傾向にあります。例えば、月間で101枚以上の請求書を受領している企業の割合を見ると、1~10拠点の企業では22%ですが、101拠点以上の企業ではその割合が72%にまで達します。これは、請求書の処理業務が企業規模に明確に依存していることを示しています。
業務の負担感
また、受領した請求書の処理業務が「大変」と感じている企業の割合も、拠点数に応じて大きく変わることがわかりました。特に、11拠点以上の企業では50%以上が「非常に大変」とか「やや大変」と回答しており、業務負担が顕著であることが示されました。1~10拠点の企業では、全く大変ではないという回答が13%だったのに対し、101拠点以上の企業ではこの割合がわずか4%にまで減少しています。
課題の多様性
これらの結果から、拠点数が請求書処理業務に与える影響は大きく、企業の属性によって具体的な課題が異なることが理解できると思います。各企業は拠点数に応じた独自の課題を抱えており、それに対する適切な対策が必要です。今回の調査は、こうした企業ごとの課題を明らかにすることを目的としており、経理業務の見直しや改善に向けた貴重なデータを提供しています。
資料の閲覧について
この調査レポートは、経理業務に関わる多くの企業にとって貴重な洞察を与えるものです。自社の請求書処理業務や経理業務の課題を見直すための参考にぜひご活用ください。詳細な資料は以下のリンクからダウンロード可能です。
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調査の詳細
- - 調査対象: 企業に勤務している人
- - 調査時期: 2024年7月
- - 調査方法: インターネットリサーチ
- - 実施機関: 株式会社インボイス
- - 有効回答数: スクリーニング調査29,980・本調査528
なお、本レポートはBANZAI税理士事務所により監修されており、税務や経理分野に精通した専門家の知見が反映されています。私たちの経理業務を再構築するためのステップとして活用してみることをお勧めします。