Ginza Sony Park Projectが受賞
Ginza Sony Park Projectは、2025年度「グッドデザイン金賞」を見事に勝ち取った。このプロジェクトは、東京・銀座に位置する公園として新しい価値を創出し、都会の中での公共空間のあり方を再定義している。
プロジェクトの背景
Ginza Sony Parkは、もともと1966年に創設されたソニービルの建て替えを背景にしたプロジェクトである。この建物は、創業者盛田昭夫の理念である「街に開かれた施設」の象徴として親しまれてきた。新たに公園を作り上げることで、銀座の人々が集う新しい空間を提供しようという目的で進められている。
独自のプロセス
このプロジェクトのユニークな点は、解体工事中の空間を一時的に公園として活用する二段階プロセスを採用したことである。2018年から2021年の間に、854万人がこの「銀座の公園」に足を運んだ。この取り組みは、特にコロナ禍の困難な最中においても多くの人々に親しまれ、来街者に新たな体験を提供した。
審査員による評価
グッドデザイン賞の審査員によると、Ginza Sony Parkは「次の50年に向けた新しい形の街に開かれた施設」として高く評価されている。このプロジェクトによって、地域のリズムが再生され、新たな訪問者を引き寄せる要素が加わったとのことだ。特に「銀座の庭」が「銀座の公園」として再誕生した点が指摘された。
これからの展望
2024年8月に全体が竣工し、2025年1月にはグランドオープンを迎えるGinza Sony Park。ここでは、新しいアクティビティや体験が待ち受けており、常設のテナントを持たない構成が特徴となっている。特に、地下1階から地上2階に広がる吹き抜け構造が街との調和を生み出している。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に設立された日本最大のデザイン評価制度である。今年度の受賞対象には、5,225件もの作品が集まり、その中から選ばれたものは「グッドデザイン・ベスト100」として認識されている。Ginza Sony Park Projectもその中で評価され、名誉ある金賞を獲得するに至った。
最後に
Ginza Sony Parkの開放的な空間は、訪問者に多彩な体験をもたらし、銀座というエリアに新しい風を吹き込んでいる。未来へ向けての期待が高まる中、私たちもこの新しい「公園」での体験を楽しみにしている。
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