立教大学が新たに完成させた環境学部拠点「19号館」
2023年3月21日、立教大学(東京都豊島区)が池袋キャンパスに新しい研究室棟「19号館」の竣工式を開催しました。この建物は、2026年4月に開設される環境学部の教育・研究の中心となります。特に注目すべきは、この19号館が国内初の木造構造であり、「Nearly ZEB」認証を取得した点です。これは、エネルギー消費を75%以上削減する建築の証明となります。
「Nearly ZEB」とは?
「Nearly ZEB」(ニアリー・ゼブ)は、省エネと創エネを組み合わせて、従来の建物に比べてエネルギー消費を大幅に削減することを目指す建築のカテゴリーです。立教大学の19号館は、地上3階建てであり、太陽光発電を取り入れることで一次エネルギー消費量を大きく改善しています。
竣工式の様子と期待される役割
竣工式には、立教学院理事長の福田裕昭氏や、大学総長の西原廉太氏が参加しました。式典では、設計や施工に関わった多くの方々に感謝の意を表し、19号館が環境に関する教育と研究の促進に寄与することへの期待が寄せられました。
19号館はただの建物ではなく、環境教育を象徴する「生きた教材」として設計されています。日射を管理する庇や木格子、さらに太陽光パネルによるエネルギーの「見える化」が随所に取り入れられており、学生たちが実際に環境技術の効果を体感できるようになっています。
池袋キャンパスの新たな顔
設計には立教大学の伝統的なレンガデザインを取り入れつつ、木材がもたらす温かみや質感を活かしています。1930年代から続くこの大学の歴史を紡ぎつつ、環境教育の最前線を担う施設となるべく造られました。
この19号館の建設は、池袋キャンパスにおける新たな取り組みの一環であり、2013年に完成した「ポール・ラッシュ・アスレティックセンター」以来、約10年ぶりの大規模な建設となります。新しい「環境リーダー」の育成を目指すこの学部は、次世代に向けた教育の重要性を再確認させるものとなるでしょう。
環境学部の目指す未来
立教大学の環境学部は、人間と自然環境との関係を多角的に探求し、持続可能な社会の実現を促進するための教育を行います。「環境正義」の考えに基づき、地球社会の変革を導く力を育成することを目指しています。
この新たな学部設立により、立教大学は12学部・28学科・10専修・1コースを有する総合大学として、文理融合の教育をより一層進めていくことでしょう。
詳しい情報は
立教大学環境学部公式サイトをご覧ください。