G2 Tokyoとオグルヴィが統合、新ブランド“ジオメトリー・グローバル”誕生

2014年1月10日、オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン合同会社は、G2 Tokyoとオグルヴィ・アクション・ジャパンの統合を発表し、新たなブランド「ジオメトリー・グローバル」をローンチしました。この新ブランドは、WPPグループに属する独立したエージェンシーであり、世界各地に強力なネットワークを持っています。54の国で展開し、4,000名を超えるアクティベーション・スペシャリストが所属しており、多様なマーケティングサービスを提供する能力を兼ね備えています。

G2 Tokyoとオグルヴィ・アクション・ジャパンは、今までそれぞれ別々の事業を運営してきましたが、統合により、互いの強みを活かしさらに進化したサービスを顧客に提供することが期待されています。オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンの代表である久保明彦氏は、両社が持つ専門性と豊富な実績を背景に強固な地位を築いた点に触れ、さらなるサービス充実を喜ばしく思うと述べています。

新たにマネージングディレクターに就任した太田氏も、OAとの統合はG2にとって非常にポジティブなニュースであることを強調します。これにより、デジタルマーケティングだけでなく、消費者体験や関係構築を積極的に展開し、幅広いマーケティングニーズに応えることが可能となります。加えて、ノースアジアのマネージングディレクターとしてマイク・バズビィ氏が就任し、専門的な知識を統合しジオメトリー・グローバルが業界で独自のポジションを築くことを確信しているとのことです。

ジオメトリー・グローバルの最大の強みは、「プレシジョン・アクティベーション」と呼ばれるアプローチです。これは、消費者の購買決定に合ったタイミング、メッセージ、場所を適切に調整することで、最適な効果を生み出す手法です。これにより、クライアントのビジネスに対して測定可能な変化をもたらすことを目指しています。

具体的な業務内容としては、適切な方法でブランドと消費者を繋ぐプレシジョン・アクティベーション、流通チャネルでの関係構築を行うトレード・マーケティング、ショッパー・マーケティングに基づいた効率的なコミュニケーション提供、そしてデジタル環境で消費者を購買へふさわしい体験を提供するエクスペリエンシャル・マーケティングが含まれます。

ジオメトリー・グローバルの展開により、今後のマーケティング業界での革新が期待されています。この統合を通じて、顧客とブランドの関係をさらに深め、効果的なマーケティング施策を通じて新たな価値を提供することを目指します。