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離島の出版社「海士の風」と英治出版による新たな挑戦

4月21日、離島の出版社「海士の風」と英治出版が手掛ける初の共創本、太刀川英輔著『進化思考』が刊行されます。この書籍は、変化が求められる現代社会において、我々一人一人が持つ創造性を引き出す方法論を示唆するものです。地域活性化に取り組む「海士の風」は、世界と海士町の間で吹き抜ける風のような存在を目指しています。

出版社「海士の風」の誕生と理念

「海士の風」は、2019年2月に設立され、島根県の隠岐郡海士町に拠点を置いています。代表取締役の阿部裕志氏が移住した2008年以降、地域との関係を深めながら持続可能な未来を創造することを目指しています。出版社設立の背景には、地域や社会の課題に取り組む人々に向けて、知識と実践を結びつけた書籍を届けたいという思いがあります。

『進化思考』の内容とは

『進化思考』には、自然界の生物が進化する際に習得する「変異」と「適応」という概念が盛り込まれています。これは、太刀川英輔氏が生物の進化のメカニズムから着想を得たもので、今後の変化に適応するために必要な思考法を提供しています。この書籍では、個々人が創造性を発揮する手助けをするため、150点以上の図版とともに、実践的な「進化ワーク」も紹介されています。

出版に寄せる期待

著者の太刀川氏曰く、「この書籍は皆さんと共に創造の秘密を探求する旅に出るためのものです。」とのこと。知識を実践に活かし、温かい人間関係を築くことが大事だと強調しています。また、出版を通じて海士町が知の拠点として成長していくことも目指しています。

イベントの開催予定

『進化思考』をテーマにした様々なイベントも企画されています。オンラインでの講演やブレインストーミングなど、著者や専門家と直接コミュニケーションができる貴重な機会です。

まとめ

新刊『進化思考』は、単に読書を楽しむだけでなく、自身の創造性を引き出し、周囲との関係性を深めるための一歩となることでしょう。関心を持たれる方は、ぜひ手に取って、その内容を体感してみてください。私たち「海士の風」は、これからも地域と共に新たな価値を創造し続けます。

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