2025年大阪・関西万博:カルティエが贈る「ウーマンズ パビリオン」
2025年4月13日、待望の大阪・関西万博がついに開幕。この万博には、世界中からの注目を集めるカルティエが特別展示、「ウーマンズ パビリオン」を出展しています。このパビリオンは、内閣府や経済産業省、2025年日本国際博覧会協会とともに制作されたもので、女性の役割とその潜在能力に光を当てています。
この「ウーマンズ パビリオン」のテーマは「ともに生き、ともに輝く未来へ」。私たちの未来をより良くするための変革力として女性の存在を称賛し、地球規模での発展と平等を推進することを目的としています。このパビリオンは、184日間にわたり来場者にそのメッセージを届けます。
ウーマンズ パビリオンの設計と構造
ウーマンズ パビリオンは、約1,708平方メートルの広さを持ち、2階建ての構造です。建築設計は著名な建築家、永山祐子氏が手掛けています。彼女のデザインは日本の伝統的な木工技術「組子」を現代的に再解釈したもので、持続可能性とクラフツマンシップを表現しています。パビリオンの外観には、ドバイ万博で使用されたファサードの7,000以上のパーツが再利用されています。
エントランスには「THE GARDEN」が設置されており、世界的アーティストのエズ・デヴリンによるキュレーションが施されています。この空間は万博全体を「ユニークな楽器コレクション」と捉え、各パビリオンがメッセージを発信する場として機能します。
参加アーティストとインタラクティブ体験
ウーマンズ パビリオンでは、来場者が自身の名前を提供することで、個々のアイデンティティがストーリーの一部になる仕組みが用意されています。「THREE WOMEN」コーナーでは、小説家の吉本ばなな、詩人のエムティハル・マフムード、環境活動家のシエ・バスティーダによる異なる視点からの物語が紹介されます。
また、来場者は自身の選んだ人生の道を追体験でき、結果として広範な社会問題を考察する機会が与えられます。このように、体験は個々の行動と全体での行動を橋渡しする革新的な方法で設計されています。
知識と癒やしのスペース
ウーマンズ パビリオンのデザインには地域の植物を使用したインテリアも含まれており、景観デザイナーの荻野寿也によって構成されています。2階部分の「UPPER GARDEN」は、日本の四季を表現しており、万博終了後も地域に役立つ形で木々が再利用される計画が立てられています。
カルティエはこのパビリオン内に「WA スペース」を設け、性別や年齢を問わず多様なテーマについてディスカッションの場を提供します。全150以上のイベントが予定されており、参加希望者は事前に予約を行う必要があります。
まとめ
本年の大阪・関西万博は、2820万人の来場者を見込んでおり、カルティエの「ウーマンズ パビリオン」はその中心的な役割を果たすことでしょう。このパビリオンは、未来への挑戦や希望を感じさせる貴重な体験を提供することを目的としています。ぜひ、多くの人々の訪問を期待しましょう。