富山県美術館内に誕生した新レストラン「BiBiBi & JURULi」の魅力

アートと食を融合させた新しいレストラン

2021年4月10日、富山県美術館の3階に新しいレストラン「BiBiBi & JURULi（ビビビとジュルリ）」がオープンしました。このレストランは、"アートとイート"をテーマにしており、訪れる人々の感性を刺激し、食欲を満たす場となることを目指しています。

ビビビとジュルリの独自のコンセプト

「ビビビとジュルリ」という名称は、アートでの感動を「ビビビ」と、食事での楽しみを「ジュルリ」と表現したものです。さらに、店内ではキャラクターも登場し、訪れる人々を楽しませます。これにより、アートを感じながら食事ができる新しいスタイルを提案します。

メニューの多様性

同レストランでは、富山県美術館が誇るカンディンスキーやウォーホル、ポロックの作品にインスパイアされたオリジナルメニューを提供します。また、屋上庭園に設けられた「オノマトペの屋上」に因んだデザートもあり、ただ美味しいだけでなく、アートから得られる学びを含んだメニューが揃っています。特に、富山の産物を中心にした食材やオリジナルの食器にこだわっており、地域の生産者との連携にも力を入れています。

食材と食器へのこだわり

富山県内の15市町村から集めた新鮮な食材を用いることで、地域と密接に関連した食文化の発信を行います。特に、形が崩れたものや規格外の野菜を大切にしており、フードロスの問題にも配慮しています。使用される食器も、富山の職人たちによるオリジナル製品が多く、漆器やユニークなデザインの木のプレート、アルミ鍋などが特徴的です。

開放的な空間デザイン

「ビビビとジュルリ」は、白を基調とした開放的な空間設計が施されており、南側に広がる立山連峰の景色を楽しむことができます。アート作品も数多く展示されており、まるで美術館の一部のような雰囲気です。安野谷昌穂による28点のペインティングやモビールが足を運ぶ訪問者を魅了し、親子でのリラックスした時間を過ごせます。