杉良太郎が12年ぶりに舞台で魅せた情熱と感動のステージ
歌手・俳優として活動を続ける杉良太郎さんが、11月27日、都内のサントリーホール内ブルーローズで『第一回 杉良太郎に会いたい』と題したイベントを開催しました。杉さんにとって初の試みとなるこのイベントでは、講演、歌唱、舞台表現を一つにして、観客を魅了する多彩なショーが繰り広げられました。
12年ぶりの舞台表現
今回のピックアップとなる舞台表現では、杉さんが思い入れのある作品『旅鴉半次郎 ふりむけば夕陽』から台本に基づく「本読み」をおこないました。杉さんの舞台歴は長く、昭和44年に京都・南座で座長となり、約36年にわたり杉劇団の座頭として活躍。2013年に行った『樅ノ木は残った』以来、実に12年ぶりの舞台展開にファンも期待を寄せました。
「本読み」とは、台本を一人で読み上げながら簡単な所作を交え、観客に演技を届ける手法です。杉さんは特に感情が高まる演技で、ほぼ台本を離して3場を熱演しました。リハーサルではピンマイクを使用する予定でしたが、臨場感を出すために急遽地声に変更し、よりリアルな表現を追求しました。
イベント中、杉さんは感慨深く振り返り、「役者は死ぬまで勉強」と語りながら、過去の自分と現在の自分がどのように変わってきたのかを語りました。特に「純粋さを失ってしまった」と自身の変化に言及し、現役で活動し続けることの重要性を強調しました。
『旅鴉半次郎 ふりむけば夕陽』のあらすじ
この舞台は、1979年に初めて上演された作品で、杉さんが人生で重要な役割を果たしてきた作品でもあります。半次郎は9歳から紅花問屋で働き、周囲からの扱いに苦しむ少年。そんな中、店の一人娘“およう”の優しさに助けられ、心に深い思いを抱きます。
17年後、故郷に戻った半次郎は再びおようと出会いますが、彼女の人生は思いもよらぬ厳しさに包まれています。おようは恋人である猪之助の元で辛い思いをしており、二人は再会するも様々な困難に直面します。物語の結末は切なく、感動的な展開が待ち受けています。
感謝の言葉と熱唱
イベントの最後には、観客に感謝の意を表し、杉さんの代表作『遠山の金さん』の名セリフ「これにて一件落着!」で締めくくりました。また、杉さんはイベントの後半でヒット曲「すきま風」や「明日の詩」を披露し、81歳とは思えない力強い歌声を聴かせました。
さらに、杉さん自身が作詞した「愛の一滴」も熱唱。自身の福祉活動と結びつけながら、愛情を注ぐ重要性を伝えました。
新著『生涯献身』とSNS
イベントでは、杉さんの最新著書『生涯献身』も販売され、多くの来場者が手に取りました。この本には杉さんの過去の芸能生活や福祉活動への熱い思いが綴られており、一読の価値があります。
公式SNSも開設されており、ぜひチェックしてみてください。杉さんの豊かな人生と活動に触れることができます!