香椎公民館特別展
2023-11-21 10:04:29
大正・昭和の福岡をAIでカラー復元!香椎公民館での特別展
大正・昭和の福岡が鮮やかに蘇る!
福岡市香椎公民館で、特別な展示『白黒古写真カラー化展「カラーに蘇る福岡・香椎 〔大正発→令和行〕」』が開催されます。この展覧会では、AIによる高画質化技術と手彩色技術を組み合わせた白黒古写真のカラー化に焦点を当てています。展示される作品は、福岡市東区香椎の歴史や地域文化を振り返り、訪れる人々に新たな視点を提供します。
展覧会の詳細
本展の会期は、2023年11月29日(水)13:00から17:00、30日(木)は10:00から17:00です。会場は福岡市東区香椎駅前にある香椎公民館の講堂。入場は無料で、どなたでも気軽に訪れることができます。主催は福岡市香椎公民館で、「monokara.」という白黒写真のカラー化・修復を専門とする会社が協力しています。
香椎の魅力を知る
香椎は、名作推理小説『点と線』の舞台として知られています。この地域は神功皇后の縁深い香椎宮があるなど、古くからの歴史を持ち、「カシヒ」という地名は古事記や日本書紀にも記されています。近年、香椎地区は再開発が進み、昔の面影が少なくなっています。そのため、本展では地域住民の活動や文化、歴史を視覚的に楽しむ機会を提供し、地域への興味を引き起こす狙いがあります。
展示作品の特徴
展示されるのは、カラー化された白黒古写真、現在の風景、さらに30年以上にわたって撮影された航空写真など、合わせて100点以上です。また、香椎の歴史を解説するパネルや、当時使用されていた蓄音機なども展示され、昭和の香椎を肌で感じることができます。会場では、展示に合わせた懐かしの楽曲が流れるなど、五感で楽しむことができる工夫も施されています。
カラー化技術の秘密
本展では、AIの高画質化技術とデジタル手彩色技術を用いて、ひとつひとつの写真を丁寧に手作業でカラー化しています。写真修復の専門家が、それぞれの時代考証を行い、手彩色によってリアルな色味を再現しています。AIは自然物のカラー表現に長けていますが、人工物に関しては未熟な点があるため、この展覧会では旧技術も併用してより正確な表現を追求しています。
monokara.は、2020年に九州産業大学の地域研究としてスタートし、これまで九州を含む多様な地域の白黒写真をカラー化してきました。2023年4月には香椎に店舗を開業し、地域に密着した事業運営を行っています。
このカラー化展は、単に美しい作品を見せるだけでなく、地域に根ざした歴史や文化の再発見を促します。大正・昭和の福岡の姿を、AIと専門家の手によって復元された新しい形でぜひ体感しに来てください。
会社情報
- 会社名
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青藍デザイン事務所
- 住所
- 福岡県福岡市東区香椎駅前2-1-25藤本ビル1階青藍デザイン事務所福岡本所
- 電話番号
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092-692-6366