バイセル、第3四半期決算は大幅増収増益!海外進出も視野に成長戦略加速
株式会社BuySell Technologies(バイセル)が発表した2024年12月期第3四半期決算は、売上高441億円、営業利益37億円と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。営業利益は前年比2.4倍と驚異的な伸びを示し、同社の堅調な事業展開を裏付ける結果となりました。
この好調な業績の背景には、既存事業のオーガニックな成長に加え、株式会社むすび社の連結による効果が大きく貢献しています。グループ各社も堅調に推移し、連結売上高は前年同期比50.9%増と、高い成長率を維持しています。
バイセル単体の出張訪問買取件数は、リピート施策強化の効果もあり、前年同期比4.6%増の66,559件を記録しました。これは、顧客満足度向上と顧客ロイヤリティの強化が着実に成果を上げていることを示しています。
今後の成長戦略として、バイセルは2025年度の成長率を前年比30%以上と見込んでいます。10月にグループ化したレクストHDとのシナジー効果にも期待が高まり、更なる収益向上に繋がる見込みです。
また、海外展開にも積極的な姿勢を示しており、2024年12月には中国・海南島に子会社「海南拜塞尔中古科技有限公司」を設立しました。2025年1月から事業を開始し、日本国内で買取したブランド品の新たな販路開拓を図る計画です。将来的には、買取事業の展開なども視野に入れているとのこと。
さらに、従業員の成長支援を目的とした新人事制度を2025年1月に導入予定です。評価制度や報酬体系の見直しを行い、人材育成にも積極的に投資することで、持続的な成長を支える体制を構築しようとしています。
今回の決算発表は、バイセルの高い成長力と今後の事業展開への強い意欲を示すものでした。リユース市場における競争が激化する中、バイセルは独自の戦略で着実に成果を上げ、今後も業界をリードしていく存在となる可能性を秘めています。
バイセルの事業内容:
バイセルは、着物、ブランド品、切手など、多様な商品を扱う総合リユースサービスを提供しています。出張買取、店舗買取、宅配買取など、多様な買取方法を提供し、顧客の利便性を追求しています。販売面では、ECサイト「バイセルオンラインストア」「バイセルブランシェ」などを運営し、国内外への販売を展開しています。
今後の見通し:
バイセルは、更なる事業拡大と成長を目指し、既存事業の強化、新規事業の創出、海外展開など、多角的な戦略を推進していく予定です。今回の決算発表は、その戦略を着実に実行していくための大きな一歩となるでしょう。今後の動向に注目が集まります。