子どもたちに必要な免疫の知識を育む体験型学習イベント

げんきな免疫プロジェクトの体験型学習イベント

2025年3月13日、株式会社Smile Projectが運営する認可保育園キッズスマイル江東東砂園で行われた「健康知育プロジェクト」について、体験型学習の様子をお伝えします。この取り組みは、免疫の重要性を伝えることで、子どもたち自身が体調管理に気を付けられるようになることを目指しています。

新型コロナウイルスの影響で育った子どもたちは、「菌離れ世代」と呼ばれており、免疫力の獲得に遅れが生じているとされています。また、春の保育園入園時期に親離れや他者との接触が増えることによって、体調を崩しやすい状況になることも少なくありません。

このような背景を踏まえ、今回のプロジェクトでは、子どもたちが自分から免疫について興味を持ち、健康的な生活を送るきっかけを提供することが狙いです。日常的に自発的な学びを大切にしている保育園だからこそ、この体験は特に意義深いものとなりました。

体験型学習の内容

当日は、キリンヘルスサイエンス研究所の研究員とキッズスマイル江東東砂園の保育士が講師役となり、年長の園児12名とともに、わかりやすい紙芝居を通じて免疫の重要性を学びました。紙芝居では「早寝早起き」や「手洗い・うがい」の重要性がヒーローと妖怪の戦いに例えられ、園児たちは科学的知識を楽しみながら吸収しました。

乳酸菌の観察体験

その後、園児たちは顕微鏡を使って本物の「プラズマ乳酸菌」を観察しました。実際に菌が動いている様子を目の当たりにし、「動いてる！」「いろんな形が見える！」といった興奮の声が上がり、その天然の形をスケッチする姿も見受けられました。この想像力豊かな学びは、子どもたちにとって貴重な体験となったことでしょう。

園長からのメッセージ

キッズスマイル江東東砂の前田園長は、「自ら学ぶ力」を大切にしており、この体験が子どもたちにとって良い機会になったと話しています。感染症対策を日々行いながら、今後も自発的な学びの機会を増やし、子どもたち自身が免疫について理解し行動できるように取り組んでいく意志が表れました。

げんきな免疫プロジェクトとは？

「げんきな免疫プロジェクト」は、2023年5月に発足し、免疫のケアを重要視する取り組みです。37企業、1団体、15自治体と共同で様々な啓発活動を行っており、全国の小学生を対象に免疫についての授業も実施しています。これまでに2万人以上の児童に対して教育を行い、家庭での免疫ケアの意識向上を推進しています。

このようなプロジェクトが今後も続き、多くの子どもたちが健康管理の重要性を学び、成長していく姿が期待されています。