横浜みなとみらいホールで楽しむ小学生向けクラシックコンサートの魅力

横浜みなとみらいホールで今年も「心の教育ふれあいコンサート」が開催されます。このコンサートは小学生を対象にしており、特に4年生から6年生の児童が中心になります。毎年、多くの子どもたちが神奈川フィルハーモニー管弦楽団による迫力のある生演奏とパイプオルガンの響きを体験する機会を得ています。この演奏会は、横浜市教育委員会が主催し、1998年のホール開館以来続いてきたもので、今年で27回目となります（改修工事期間のため、今年の開催は26回目です）。

コンサートの目的は、子どもたちにクラシック音楽の魅力を伝え、音楽を通した心の教育を促進することです。オーケストラの演奏を聴くことで、子どもたちの感性が養われるだけでなく、演奏中のマナーを学ぶ貴重な機会ともなっています。今年は約30,000名の児童がこの特別な音楽体験を楽しむ予定です。

特に印象的なのは、コンサートの一部座席が市民に開放されている点です。これにより、来場者たちは子どもたちと一緒にコンサートを楽しめる機会を得ることができます。60分という短時間のプログラムでは、シュトラウスII世の「雷鳴と稲妻」やエルガーの「威風堂々」など、各時代に親しまれている名曲を揃え、クラシック音楽の入門としても最適な内容となっています。

演奏には一流の指揮者やオルガニストが参加しています。今年は神奈川フィルの副指揮者である小林雄太氏と、初出演の清水醍輝氏が指揮を担当。パイプオルガンは中川美香氏、近藤岳氏、趙三川氏が演奏します。また、音楽についての解説は司会の岩崎里衣氏が行い、分かりやすくクラシック音楽を紹介してくれます。

公演は各火曜から木曜の間に3回のクールに分かれて行われます。2024年の具体的な日程は、第一クールが10月1日から3日、第二クールが10月8日から11日、第三クールが10月16日から18日です。毎日2回の公演があり、午前と午後の部に分かれています。

チケットの料金も手頃で、特に市民席の利用を推奨しております。65歳以上の方や学生、障がい者手帳をお持ちの方には割引もあるので、より多くの方々にクラシック音楽を体験していただけるチャンスです。600円から1,300円でこれだけの名演奏を楽しむことができるのは、とても貴重な機会です。

この「心の教育ふれあいコンサート」を通じて、子どもたちが音楽の楽しさと心の成長を体感できるとともに、市民の皆さまもクラシック音楽への扉を開いていただけたらと願っています。皆さんのご参加を心よりお待ちしております。