キノシタ新本社移転
2022-07-08 19:01:37
キノシタが新たに本町へ移転、ショールーム機能を強化
キノシタが新たに本町へ移転、ショールーム機能を強化
株式会社キノシタは、大阪市浪速区にあった旧社屋から新しい本町エリアへ移転することを決定しました。この移転には、社内コミュニケーションの向上や訪問者にとってのアクセス改善を目指した理由があります。長年、旧社屋ではフロアが分かれていたため、各部門間の情報共有がスムーズでない状況でした。さらに、浪速区日本橋という場所は来客の利便性が低く、ショールームの訪問が難しいという課題もありました。
そのため、キノシタは業務環境を見直し、ショールームの稼働率を高めることを目的として本社を移転する運びとなったのです。
新オフィスデザインの特徴
新しい本社のデザインは、「はたらく」をデザインする株式会社ヴィスに依頼しました。ヴィスは移転コンサルティングから新しいオフィス及びショールームの設計・デザイン、さらには自社ブランディングまで手がけています。移転先として選ばれた本町は、大阪を代表するビジネス街でもあり、ショールームを訪れる利便性を高めました。オフィスとショールームを同じフロアにまとめることで、スペース効率が向上し、コミュニケーションの活性化、ナレッジの共有も改善される見込みです。
ショールームでは社内外のリブランディングも進められており、特にワークショップの開催を通じてキノシタのブランドイメージの再定義を行います。これにより、社外に向けてのブランド認知度向上が期待でき、社内の社員の意識改革に大きく寄与することを目指しています。
デザインコンセプト
新しいショールームのデザインコンセプトは「モノを『見る』ショールームから、『考えに触れる』ミュージアムへ」です。これは単なる製品の展示にとどまらず、キノシタのビジョンや製品に対する深い理解を促す空間作りを目指しています。お客様が足を運ぶたびに、企業の信念や制作過程に触れられることで、変化する中でも変わらないキノシタの価値観を実感できる場所となります。
展示においては、家具の目に見える展示方法を工夫し、家具の魅力を最大限に引き出し、訪問者が再度足を運びたくなるような仕掛けが求められています。
ショールームとオフィスの併設
新オフィスでは結束されたデザインと機能を両立させています。ショールームエリアには中央に会議室を設置し、周囲に自社製品を展示するスペースを配置しています。ここにはチェアやライトが所狭しと並べられ、訪問者がそのデザイン性に触れられる工夫がなされています。また、壁面には製品のマテリアルとその使用法を展示するオリジナルの棚が設けられており、訪問者がさまざまなマテリアルを一堂に比較できるようになっています。
更に、ワークエリアは営業部署にフリーアドレスを導入することで、コミュニケーションの向上を図っています。自社ブランドのプロダクトや造作什器を活用することにより、社員自身が製品に関心を持つきっかけを提供し、さらなる価値の深化を促す仕掛けを設けています。
株式会社ヴィスの役割
株式会社ヴィスは「はたらく人々を幸せに。」という理念のもと、ワークデザインに特化した会社です。豊富な実績をもとに、コンサルティング、ワークスタイリング、ブランディングを通じて企業の価値向上を目指します。これまでに7,000件以上のデザイナーズオフィスの実績を誇り、その経験がキノシタの新本社の成功に繋がっています。
キノシタの案内
株式会社キノシタはオリジナルコントラクト家具ブランド「ABORD」、「Calore」、「Baobab」を展開し、特注の注文家具も提供しています。新しいショールームの見学は予約制で行われており、事前にホームページでの問い合わせが必要です。この新たなスタートに、ぜひ多くの皆様の訪問をお待ちしています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社キノシタ
- 住所
- 大阪市中央区本町2-3-8 三甲大阪本町ビル8F
- 電話番号
-
06-4708-4811