漬物作りを簡単に！ピクルストーンが日本の食文化を進化させる

最近、手軽にお漬物を作れる新しい商品「Picklestone（ピクルストーン）」が話題です。このプロダクトは、都市暮らしのニーズに応えた漬物瓶で、まさに新たな漬物文化を確立しようとしています。特に、狭いキッチンや限られたスペースで生活する人々に提案するこのアイテムは、生活空間に無理なく溶け込むデザインが特徴です。

ピクルストーンの魅力とは？

ピクルストーンは、荷物を置く場所や日陰を探すのが難しい都市生活の中で生まれました。大きな樽ではなく、冷蔵庫のポケットにそっと収まる形状を採用。これにより、手軽に一人分の漬物を作ることができるというわけです。自然素材のヒノキを使った漬物石によって、野菜の風味を引き立て、贅沢な味わいを実現しています。使用する際は、好きな野菜と塩、鷹の爪、昆布を入れた容器に、ピクルストーンを乗せるだけです。

大きさは3種類から選べる

ピクルストーンには、異なるサイズの3種類があり、様々なニーズに対応。透明なガラス容器を使用しているため、漬物ができていく過程を観察することができ、特に野菜が苦手な子供たちにも興味を持たせるきっかけになると評判です。

実際に、ピクルストーンを使って漬物を作ってみると、市販のものとは異なる本来の野菜の味に驚くことでしょう。普段は保存料や化学調味料に慣れてしまっている私たちが、本物の味を再発見できる良い機会です。

戦後の復興へ向けた取り組み

ピクルストーンの普及を通じて、日本の漬物文化を世界に広げることが目指されています。2017年にはクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で成功を収め、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しました。そして、今年はさらに世界的なクラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」で新たに資金調達に挑戦します。

特に注目すべきは、使用する石が宮城県の「井内石」である点です。被災地である石巻市の石職人たちが手がけたこの石は、地域の復興支援活動の一環として重要な役割を果たしています。ピクルストーンの売上の一部は、被災地に寄付されることになっています。